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和田 直 -- Blues-Blues-Blues --

今月になって初のレヴュー記事・・・というより、ブログ更新ですf(--;
相も変わらず仕事のほうは脳細胞を数字に埋め尽くされクタクタになっている状態ですが、このまま放置プレイを続けるわけにはいきませんので、今夜は早寝し過ぎて変な時間に目が覚めてしまったこともあり、少しガンバってみます。

ここ数年、国内ジャズミュージック部門で何やら製作会社やマスコミも含めて“和ジャズ”というか昭和ジャズが取り上げられ、かつてのLPレコード時代の作品が続々とCD盤として復刻発売されていますね。
先月発売されたボクの大好きな田村翼さんの一連の作品なども、そうした流れの一つとして再び陽の目を浴びたわけですが、ボクが考えるには、このちょっとした昭和ジャズブームというのは、二次大戦後生れの団塊世代、そしてボクらのような団塊予備軍をメインターゲットにしているのではないかと思うのです。

60年代から国内ジャズ界がもっとも活気があったと思われる70、80年代ジャズをリアルタイムに見聴きしてきたボクらにとっては、当時のLP時代はともかくとして、80年代に入ってからCDがメインのメディアとなってからは、これらの国内ジャズの音源は冷遇されたかのように、ほとんどのレーベル作品が再びの陽の目を浴びることなく今日まで来たということに対して、国内ジャズファンとしての残念さを感じ続けてきていたのではないかと思う。
まっ、ボクは少なくとも国内ジャズそしてジャズマンもこよなく愛する(ちょっとテレる言葉だな:P)者の一人として思っていたけども、他の国内ジャズファンの皆さんはどう思っていたのでしょうか?
またいつものように本題に入る前置きが長くなりましたね。

さて、レヴュー記事としては久々の今晩。
70年国内ジャズ専門レーベルとして立ち上げ以後、国内ブルーノートとさえ言われ絶大的な人気を誇ったレーベル TBM(スリー・ブラインド・マイス)の中から77年に発売された和田 直(g)の全篇ブルースづくしのアルバム“Blues-Blues-Blues”を紹介します。

wada
TBM CD-1888 (1977録音)
和田 直(g)、今田 勝(p,org)、鈴木 勲(b,cello)、小原 哲次郎(ds)

ボクはLPレコード時代からTBMの大ファンでした。国内の若手新人あるいは実力はあるけど表舞台の陽の目を浴びることの少なかった実力ジャズマンの演奏にスポットをあてた作品創りに加え、同時にオーディオファンさえ唸らす録音の良さ、そして何よりも「スイングしなけりゃジャズじゃない」「ブルーススピリッツがなけりゃジャズじゃない」と言わんばかりのレーベル会社としてのポリシーが大好きでした。
TBMの作品群の音の良さは特筆ものでした。楽器の音にしてもヴォーカルにしてもリアリティさとでもいうのでしょうか、音の一つ一つに芯があるその音にはミュージシャンが如何にも目の前で演奏しているかのような錯覚に陥るほどの素晴らしさがありました。
また少し余談になりますが、国内で初のジャズ専門レーベルは66年に発足したTACT(タクト)でしたね。当時、米国より帰国したばかりの渡辺貞夫さんのジャズボサ作品や日野皓正さんの作品で国内ジャズを一気に上昇させたような記憶があります。後に日本コロンビアと提携してCDでも発売していましたね。

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— posted by ティダ at 02:51 am   commentComment [12]      

戸谷重子 --戸谷重子+今田勝トリオ--

3週間ぶりのブログ更新だ。
ネタはあるのだが、ずーっと仕事に追われっぱなしで、夜になると精神的にクタクタで、キーボードを叩くよりも寝ることを優先してしまう状況が、続いてしまった。

さてさて、久しぶりの今晩は、LPでの72年の発売以来、CDでの復刻もならずに34年間の時を経て、去る11月にやっとCDとなって復刻発売されたアルバムが、先日、手に入ったので紹介しよう。
個人的にはCD化をずっーと待ちつづけていたヴォーカルアルバムで、超ハッピーな気分だ。

item

戸谷重子+今田勝トリオ(紙ジャケット仕様)Link

  • アーティスト: 戸谷重子・今田勝トリオ
  • メーカー・販売: Sony Music Direct
  • アマゾン価格: ¥ 2,415
  • 売り上げランキング: 253,635位
  • リリース: 2006-11-22
  • ジャンル・カテゴリー: CD
  • レビュー評 価: [詳 細]
    2006-12-21 エリア88Link
    rating:4/5ジャズボーカルの基本

表題の「戸谷重子 --戸谷重子+今田勝トリオ--」がそれだ。
オリジナルのLPは、現在は残念ながら、その制作活動をストップしてしまった日本のジャズレーベル「TBM(three blind mice)」から72年に発売されていた。
今回のCD化での発売はソニー・ミュージック・ダイレクトからで、CDとSACDのハイブリッド盤だ。

TBMというレーベルはボクは大好きだった。
ジャズというさして規模も大きくない音楽市場の内で、なんだかんだ言っても商業主義に走り、海外ミュージシャンならびにメジャーレーベルを取り扱う国内レコード会社とは一線を引き、国内ジャズミュージシャンのみのアルバム制作に力を注ぐ意気込みとそのポリシーが気にいってた。そして何よりも個々のアルバムの演奏内容の素晴らしさと、生々しい肉厚のある音質の良さが最高だった。

戸谷重子・・・このデビューアルバムの後は数枚のアルバムを残して引退しているから、今や伝説のヴォーカリストといっても過言ではないだろう。
同時期にデビューした中本マリとともに当時のTBMのヴォーカルアルバムの2枚看板的存在であったとの記憶がボクにある。
当時、一般的には笠井紀美子や中本マリに人気があったような気がしたが、ボクはどちらかというと戸谷重子の独特のブルースフィーリングが好きだった。
彼女の歌は本来のジャズヴォーカリストの発音や歌い方とも異なるし・・・聴きようによってはジャズヴォーカルでないような気もする。今もアルバムを聴きながら、このレビューを書いているのだが、やはり、昔、LPを買って聴いてた時と同様にそう思ってしまう。
でも、俗に言うブルースやジャズの持つ黒っぽさ・・・とは異なるが、彼女の歌からはそれらと共通するようなサムシングが何かしら強く感じられるのだ。
多分にボクが彼女をお気に入りなところは、それだね。
考えてみれば、これまた大好きな酒井俊やニーナ・シモンの歌の世界に合い通じるエモーション&サムシングなんだな・・・、ジャズヴォーカルという範疇だけでは捉えてはいけないのかも知れないね。

アルバムの内容については少しだけ。
戸谷重子のヴォーカルもさることながら、今田勝のオルガンもブルースフィーリングたっぷりで最高にイイね。ベースの福井五十雄、ドラムスの長芝正司もいいバッキングだ。ちなみに福井五十雄は昔、徳之島でライブをしてもらっている。
全曲ともにいいが、なかでも、聴きどころは2曲目の「ジョージア・オン・マイ・マインド」、5曲目、今田勝トリオの「ヘブン・フリーダム」、最後の「イエスタディ」だね。

    ※参考
  • LP three blind mise TBM-11 (1972.10)
  • CD Sony Music Direct inc. MHCP10029 (2006.11)

         

— posted by ティダ at 11:52 pm       

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