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酒井 俊 --KAIMONO Boogie--

今夜は最も大好きなヴォーカリストの一人、酒井 俊のアルバムを!
ボクは1977年の1stアルバム“Shun”以来、03年発売の“夢の名前”まで、2枚のマキシシングル盤を除いた11枚全てを所有している。

酒井俊がレコードデビューをした77年には、ボクは既に徳之島に帰郷していた。
そして翌78年にボクは島でJazz喫茶を開業した。彼女のアルバムはその頃は当然ながらLPレコードだ。確か3rdアルバムの“My Imageination”まではLPで購入してたと思う。
当時のボクの印象では“ぶっ飛びPop・Jazzヴォーカリスト”って感じで、それまでの画一的な正統派日本人Jazzヴォーカリストとは一線異なる唄い方のユニークさに驚かされ、それがまた妙に気になる存在だった思う。
何がぶっ飛びでユニークかというと、ファストテンポでの彼女の唄い方があっけらかんで自由気ままでシャウトしながらどこまでぶっ飛んで行くんだろうと思えるところだろうか。とにかくも聴いてて爽快ささえ感じてしまうんだな。まっ、そこらへんがボクとしてはお気に入りだったんだよね。

そんな彼女も3rdアルバムの“My Imageination”発売以後、10年間余りの活動休止を経て、90年4thアルバム“香港ブルース”で復帰。この4thアルバム“香港ブルース”から今日の酒井俊ワールドが次第に形成されて来そうな気配が伺える。
そして96年発売の注目作5thアルバム“KAIMONO Boogie”。このアルバムこそが今日の酒井俊ワールドたる所以の発端のアルバムだ。

KAIMONO BOOGIELink

  • アーティスト: 酒井俊
  • メーカー・販売: インディペンデントレーベル
  • アマゾン価格: ¥ 2,940
  • 売り上げランキング: 405,470位
  • リリース: 1996-12-07
  • ジャンル・カテゴリー: CD

kaimonoboogie
KAIMONO Boogie / SS label RO2001

注目作とボクは書いたが、何に注目したかというと、ある意味でデビュー当初の自由奔放な気ままな“ぶっ飛び唄”が舞い戻ってきたことに加えて、Jazに拘らず、さまざまなジャンルの音楽とアレンジをさらに積極的に取り込み、そして昭和歌謡・・・日本語歌詞の選曲等など、今、唄いたいという思いの楽曲で“ぶっ飛び”が再度発進しはじめてきたことにだった。

そういえば、2ndアルバム“LOVE SONG”の5曲目“Smile Happy”が彼女の日本語歌詞の原点かも知れないな。そんな彼女のユニークさが20年の歳月を経て、このアルバムに舞い戻ってきた、それもあらゆる面で熟成されて・・・そんな風にボクは感じ取っている。

ということで、今夜のお薦めの一曲は、ずばり昭和歌謡の日本語歌詞でぶっ飛んでるアルバムタイトル曲の“KAIMONO Boogie”(買い物ブギ)です。
4曲目のコミカル曲“私の猛獣狩り~ナムアミダブツ"も捨てがたいけど、やはり、お薦めは美空ひばりさんの買い物ブギとはまた異なった彼女ならではのコケティッシュなユニークさに溢れるタイトル曲でしょうね。
Jazz曲でいえば5曲目の“When I fall in love”ですね。片山さんのメロウなテナーSaxによる導入メロディのあとに彼女の切々とした唄、独特の息継ぎとともに切なさのエモーションが重なっていくこの恋唄。思わず聴き惚れてしまいます。

   

— posted by ティダ at 01:12 am       

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