あっという間に今年も2ヶ月が過ぎ去ってしまった。
先日、レストアが一通り完了したスピーカーSANSUI SP-G200改、夜な夜な鳴らしっぱなししていることもあって、だいぶエージングされてきたようで、ウーファーもタイトな中にもしなやかさが出てきてるし、トゥイーターも硬さが少しずつ剥離してきてこなれてきたような気がするね。
さて久しぶりのアルバムレヴュー、今晩は国内女性Jazzヴォーカリスト、それもボクの最近のお気に入りの若きヴォーカリストのアルバムを紹介しよう。
- アーティスト: 安富祖貴子
- メーカー・販売: エム アンド アイ カンパニー
- アマゾン価格: ¥ 3,000
- 売り上げランキング: 118,673位
- リリース: 2007-02-21
- ジャンル・カテゴリー: CD
- レビュー評 価:
[詳 細]
安富祖(あふそ)貴子。一昨年の今頃、沖縄からキラ星のごとく国内Jazzヴォーカル界に輝きだし、一気にヴォーカルファンを唸らせ、注目を浴びている新星ヴォーカリストだ。
本作品は2006年3月に発売された処女作“魂(Kon)”に続く2作目として、昨年2月に発売されている。
ちなみにタイトルの“マブイ”とは沖縄の方言であるが、ボクが住む徳之島でも同じ読み方の方言がある。徳之島で“マブイ”といえば、その意味は“幽霊”とか“魂”を指す。
沖縄でも意味合いは同じだとは思うが、本作品では恐らく後者の“魂”を意味してるのだと思う。
処女作も“魂”、本二作目も“魂”。二作連続で聴けば「なるほど!」っと、気合・・・つまり彼女の迸る“魂”の塊が身体全身に伝わってくのだ。
スピーカーから飛び出してくる彼女の歌声は、ジャケットの何となく童顔が残っている現代的なお嬢さんの写真とは裏腹に野太い日本人離れした声質もそうだが、何よりもその声量ったぷりなソウルフルでエモーショナルな歌いっぷりに、つい思わず惹き込まれてしまう。
処女作、この二作目と良く聴いているのだが、聴けば聴くほどにボクの大好きなD.D.ブリッジウォーターとダブってくる。
Jazzやブルース、ソウルなどといったジャンルがミックスされた独特なリズムの乗り方やダイナミックなパンチ力のある唄い方、そしてバラッドでも曲調に流されるのではなくオリジナリティさが伺えるエモーショナルな唄い方さえも、どことなくD.D.のエモーショナルさに合い通じるような気がしてならない。
CDでさえ、その堂々たる迫力ある歌いっぷりが堪能できるのに、ライブではもっともっと凄いだろうなって予感がするんだよね・・・残念ながら彼女のライブは一度も行った事が無いんだな。
ということでいつもの如く、ボクのお気に入りの一曲は9曲目のホレス・シルヴァー作の“SONG FOR MY FATHER”だ。
彼女がオリジナリティさを既に持っているJazzヴォーカリストとしての片鱗さが伺い知れる歌だと思う。
しかし、こうして沖縄から輩出されるミュージシャンの素晴らしさは、何だろう?なと常々思う。
ベテランのヴォーカリスト与世山澄子といい、この安富祖貴子といい、本土のJazzヴォーカリストとは何か異なるのだな・・・。


















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