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ソニー・ロリンズ --SONNY ROLLINS PLAYS--

今晩のタイトルを決めてから、記事を書こうと思い、まずは紹介用のCDをAmazonで検索してみたら、先日の話題とはまた異なった意味で少々“アッと驚く為五郎”モードになっちゃいました。
この“SONNY ROLLINS PLAYS”、ロリンズの“サキソフォン・コロッサス”などの名盤が手変え品変えで事ある毎に再発されている状況の中で、まるで取り残されたかのように再発の回数も極端に少ないアルバムだというのがわかりました。

ロリンズファンならもう言わずもがなだとは思いますが、このアルバムはロリンズ単独のアルバムのようなジャケット作りですが、実際は全6曲の内、前半3曲がロリンズのセッション、後半3曲がサド・ジョーンズ(tp)セッションの演奏に分かれており、LPレコードではA面がロリンズ、B面がサド・ジョーンズとなっていました。ちなみにこのアルバムの企画はかの有名な評論家レナード・フェザーですね。

しかし大御所ロリンズの作品とはいえ、再発の機会が極端に少ないというのは、色々と理由はそれなりにあるからだとは思いますが、実際のところはどうなんでしょうか?
例えばこのアルバムがロリンズの傑作粒揃いの年といわれる'50年代後半のサキコロを筆頭とした作品群の中では目を見張るほどの演奏ではないなのか、それとも一枚丸ごとロリンズでないから中途半端なのか・・・。ボクは生憎とそういったことを検証するとか考察しようなどという超マニア&コレクター的な心は持ち得てはいないんだな。

ただ、ロリンズは昔からとにかくも大々好きで、今でもその気持ちは変わらないね。
余談になるけど、過去の記事でチョロチョロとそのことを書いたりしてはいましたが、その昔、ボクはこの徳之島でJazz喫茶を11年間ほど営んでいました。その時の店の屋号までもがズバリそのもので、名前を拝借して「Rollins」と付けていました8-)

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Sonny Rollins PlaysLink

  • アーティスト: Sonny Rollins
  • メーカー・販売: Fresh Sounds Spain
  • アマゾン価格: ¥ 2,138
  • 売り上げランキング: 753,228位
  • リリース: 2004-11-16
  • ジャンル・カテゴリー: CD

まぁ、このアルバムについての世間の評価は様々でしょうが、同時期の他の作品と異なってロリンズの大らかさというかリラックスした演奏が聴けるこのアルバムはボクはかなり好きなんです。それに忘れてならないのがジャケ裏に名前だけクレジットされ、おまけにB面扱いになっているサド・ジョーンズの演奏も聞き逃せません。何しろ彼の名作“MAD THAD”録音セッションのですから、悪かろう筈がありません。

さてさて、いつものお薦めの一曲ですが、ロリンズさんだけでは、サド・ジョーンズさんが不憫ですから、それぞれの演奏から一曲づつといきましょうか。

まずは、ソニー・ロリンズセッションからは、3曲目のバラッド“悲愴のテーマ”です。クラシック楽曲、チャイコフスキーの悲愴交響曲のテーマです。
本作録音時のロリンズはまだ26歳。しかしながらクラシック楽曲をジャズにアレンジする才能といい、原曲メロディーを壊さぬようにしかも悲哀さに満ちた美しいトーンでジャズ・バラッドに仕立てたセンスといい、ほんとうに聴き惚れてしまいます。

そして、サド・ジョーンズセッションからは、4曲目(アルバムの)“Lust for Life”です。サド・ジョーンズのオリジナル曲ですね。カウント・ベイシー楽団育ちの彼ですが本作はリーダーとしてのセッションバンド。長いソロの機会は少ないであろうビッグ・バンドでの鬱憤をまるで晴らすかの如くの長いソロが見事です。若いだけあって荒っぽさは感じられるような気がしますが、輝くばかりのペット音とともに一気にテンションを上げ捲くっていくアドリブソロは聴き応えがありますね。

   

— posted by ティダ at 12:51 am       

アビー・リンカーン -- THAT’S HIM! --

秋の夜長にヴォーカルアルバムの一枚でも・・・ということで、今晩はボクの大好きなアビー・リンカーンのアルバムをまずは古いのからこの一枚!

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ザッツ・ヒム+2Link

  • アーティスト: アビー・リンカーン
  • メーカー・販売: ビクターエンタテインメント
  • アマゾン価格: ¥ 2,520
  • 売り上げランキング: 763,724位
  • リリース: 1999-09-22
  • ジャンル・カテゴリー: CD

この1957年録音のアルバム「THAT'S HIM!」、アビーのヴォーカルをサポートするバックがソニー・ロリンズ(ts)、ケニー・ドーハム(tp)、ウィントン・ケリー(p)、ポール・チェンバース(b)、マックス・ローチ(ds)と、とにかく豪華で当時、乗りに乗っているメンバーで構成されている。

敬愛するビリー・ホリディの歌をエモーショナルに歌い上げているアビーの声もさすがに若くてハリがある・・・当たり前か!50年前だもんな。
アビーの情熱的でありながらも語りかけるような、時にはささやくような歌い方は、すでにこの20代半ば頃から形成されつつあるとうのも驚きだが・・・、ついつい心から聴き入ってしまいますね。
彼女のアルバムはほとんど持っていますが、近年のアルバムはこれまた年輪の刻まれた渋さのある語り歌で大好きなんだな。

ボクはロリンズのバラッド、とくにストレートでメロディアスなバラッドはサクソニストの中では絶品ものだと思っている。
このアルバムでは若き歌姫アビーの歌伴ながらも、それこそ太く逞しい腕でアビーを優しく包み込むようなテナーがとても素晴らしいのだ。
アルバム冒頭のロリンズの太いテナーで始まる「STRONG MAN」なんて曲は、まるでアビーがロリンズのことを歌っているのでは?なんて思ったりするのはボクだけだろうか?

他の共演者も名演だね。ケニー・ドーハムのしっとりとしたペットの音といい、ウィントン・ケリーの転がるような美音のピアノ、ポール・チェンバースの堅実ながらもメリハリのきいたベース、マックス・ローチのブラシワークと聴きどころが一杯!
一流どころがバッキングすれば、かくありきという最高のヴォーカル作品に仕上がっており、若い頃のアビーの傑作アルバムというのも頷けるな。

それにしても、ジャケットの写真を見て思うが、後に映画俳優にもなったいうアビー、確かに愛くるしい美人だね。共演しているマックス・ローチと結婚したのは、確かこのアルバムの後だったかな。

     

— posted by ティダ at 05:32 pm       

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