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石黒ケイ -- アドリブ --

年季の入ったオジサンJazzファンの皆さん方(ボクもそうだけど;v))なら記事タイトルを見ただけで、あーーっ、あれかーー!なんちゃってね:E
何やらディスプレイ越しに「オイオイ、まさかこのアルバムをJazzアルバムとしてレヴューする気かい?」なんて声が聞こえてきそうな気配がするんだけど・・・。
そんなふうに思われるとボクだって恥ずかしいんだい!って、ついつい訳もなく心にもないことを言いたくなるんだよね。(++!)

そう、心にもないことなんだな。はっきり言うね!
ボクはこのアルバムがジャズ歌謡って言われようが、理屈抜きに昔から大好きなんだな。
って、ここまで書いたのは良かったけど、~30代までのJazzファンの皆には何のことやらさっぱりわからないかな?f(--;

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アドリブ(紙ジャケット仕様)Link

  • アーティスト: 石黒ケイ
  • メーカー・販売: ビクターエンタテインメント
  • アマゾン価格: ¥ 2,500
  • 売り上げランキング: 140,861位
  • リリース: 2008-09-24
  • ジャンル・カテゴリー: CD
  • レビュー評 価: [詳 細]
    2008-09-27 vigorLink
    rating:5/5復刻ありがとう♪ 何もかもがすごい!(ジャズ巨匠演奏・曲・美声・作詞作曲家陣)

このアルバムがLPとして発売されたのが1980年、今から29年前。当時、ボクは島でJazz喫茶を営んでいまして、このアルバムはSJ誌の広告で知ったんです。石黒ケイというヴォーカリストはまったく知らなかったのですが、歌伴してるミュージシャンがジャズメンばかり。それもアート・ペッパーやトゥーツ・シールマンスを筆頭に北村英治、猪俣猛、前田憲男、渋谷毅など国内外の一流どころが勢揃い。
大のペッパー好きなボクとしては、これは外せません。それに一流どころのジャズメンをバックにした石黒ケイはすごいヴォーカリストかも・・・と思って、即、レコード店に発注したんですよね。

レコード屋さんに発注するときはだいたい5、6枚づつですので、入荷した日は当然のごとく、新譜紹介の形で次々と店ですぐかけていくのですが、当時、この石黒ケイのアルバムをかけた時の店の雰囲気、つまり、数人いた客の反応なんですが・・・、一斉にボクの顔を見て、マジ?って冷たい視線を投げかけてきたものだから、「ホレ、ペッパーが吹いてんじゃん!」なんてシドロモドロな言葉を言いながらも、サービス商売の悲しい性かな、片面が終わらないうちに他のレコードにかけ替えたのを今でも思い出しますね。
あの時の客の顔ったら、一曲目をかけてすぐに、まるで鳩が豆鉄砲を喰らったような顔をしてたもんね:E
それからというものの、このアルバムはJazz喫茶を閉めるまでの間はボクの隠れ愛聴盤の一枚になったんだよな:P

当時、このアルバムはJazzファンの間では賛否両論がかなりあったようですが、発売元の日本ビクターの企画作品としては、けっこうな売上枚数があったのではと思います。その証拠にその年に石黒ケイの第二弾として、これまたベニー・カーターやチャーリー・ラウズといった一流ジャズメンを歌伴として迎えた同様な企画のアルバム“アンダートーン”を出していますね。
今、思うに、あの頃、もともとフォーク・ポップ路線主体だった石黒ケイのファンでない限り、ジャズファンのなかには石黒ケイの存在はボクと同様に知らなかった人が多かったはず。そしてボクと同様な感じでこの石黒ケイのアルバムを買った人は、ジャズヴォーカルという形態をまったく取り払った内容に「これはなんだ?」「こんなんジャズヴォーカルではない」なんて思いながらも、何かしら気にかかるというか、妙に心をくすぐられる感じの歌い方についつい繰り返し聴きたくなるような、そんな摩訶不思議なアルバムだったのではないかと思うんだな。

自分は根っからのJazzファン、真っ当なJazz以外は聴かない!と思いながらも・・・。
やっぱり、なんだかんだ言っても日本人なんだよね。
とくにこの記事タイトルをみて冒頭のようなことを思ったオジサンJazzファンの皆さんも、さあ、カミングアウトしましょう!;v)
「実は僕もこのアルバムは大好きで持ってるんだよね」っと!
純なJazzだけだなんて片意地はらずに、時には肩の力が抜けるこのようなアルバムを聴くのも大いにいいんじゃないかなと思う。自分の好きな作品で仲間内で何を言われるやなんてのを気にして、自称隠れファンっですってのは・・・なんだか可笑しいよね。;v)

おーっと、トラックレヴューを忘れるところだった・・・が、全曲はムリだから、またいつもの如く、ボクのお薦めを一曲だけ。
6曲目の「今晩おひま」だな。石黒ケイの艶のある美声やファルセット、アンニュイな歌い方についうっとりしてしまいます。そしてペッパーのイントロ、間奏、エンディングもこれまた短いながら歌心のあるペッパー節が最高です!

本アルバム、昨年の9月に二作目のアンダートーンと同時にCD紙ジャケ仕様で発売になっています。ちなみにボクが所有してる本アルバムは94年に発売されたCD(Victor VICL-18150)です。アンダートーンのCD化は昨年発売のが初めてですね。アンダートーンのレヴューはまた後日にでもということで、今夜はこれにて。

   

— posted by ティダ at 01:40 am   pingTrackBack [0]    

アート・ペッパーのブート盤

昨晩に続いて今夜もアート・ペッパー。ボクが2夜連続でブログを更新するということは、自分で言うのも何だが滅多にないな;v)

昨晩の予告どおり、今晩はペッパーのブート盤です。ボクの手持ちのペッパー作品中で唯一のブート盤です。音源の出所がわからないブート盤は一般的な常識で考えれば非合法な類とも考えられる作品ですので、レヴュー記事を書くのは如何なものかな?と思いましたが、内容的にはサイドメンの組み合わせ等が公開盤では見られないセッションバンドであり、演奏もペッパーの他ライブ盤と比較しても、決して劣りはしない内容ですので、まあ、こんなライブ盤もあるよ的な感じで取り上げてみるのも面白いかなと考えた次第です。

ということで、今晩紹介するのはブート盤“FAT TUESDAY'S / ART PEPPER” です。

cc016
CRESCENT CC016
(truck list)
1. Rhythm-A-Ning
2. What is This Thing Called Love
3. Goodbye
4. Make a List,Make a Wish
5. Red Car
サウンドボード音源で1981年4月14日、NYのジャズクラブ“FAT TUESDAY'S”での録音とクレジットされています。
サイドメンはミルチョ・レヴィエフ(p)、ジョージ・ムラツ(b)、アル・フォスター(ds)。ボクがこのブート盤を手に入れたのは、このサイドメンの顔ぶれからなんだよね。ペッパーの公開盤では無かったサイドメンなんだな。もっともペッパーからすれば初共演のメンバーはいないよね。ミルチョ・レヴィエフは当時のバンドのレギュラーともいえるピアニストですし、ジョージ・ムラツは77年のヴィレッジ・ヴァンガードセッションでしてるし、アル・フォスターは79年の“New York Album”で共演してるしね。

ブート盤は公開盤のディスコグラフィの隙間を埋める作品として捉えれば、前後の公開盤の演奏内容から、ブート盤自体の演奏内容も推測できないわけではありませんが、それが一期一会的な一夜のライブセッションであれば突然変異的な演奏パフォーマンスが聴けるのではと期待に胸を膨らませる楽しみがあります。
そういうわけで、ペッパーのこのブート盤に興味を抱いたのはレヴィエフ、ムラツ、フォスターという実力者揃いの新たなセッション、しかもジャズクラブでのライブという条件から、ひょっとしたらペッパーの演奏に変化が起こる・・・起こったのではないかという期待からでした。

期待を膨らませCDをセットします。女性MCの後、フォスターのドラムで始まる一曲目“リズマニング”、如何にもセッションライクなナンバーからの出だし。ペーッパーは調子良く飛ばします。ペッパーと同様に押し出してくるレヴィエフの長めのソロに続いて、ムラツのメロディアスでスピード感のある力強いピチカットソロがすごく聴き応えがあります。そしてフォスターを絡めたフォーバースからエンディングテーマ。ウフォっ、いいんじゃない。

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— posted by ティダ at 10:41 pm   commentComment [3]      

アート・ペッパーのコレクターズアイテム?

アルトサックスが手に入ったから、という訳でもないが、久しぶりにペッパー作品の話題でも書いてみるかな。
ペッパーは昔から大好きなんですが、ボクの好みでいえば後期の作品群にずーっと惹かれています。50年代の作品も決して嫌いではありません。Jazz喫茶を営んでた頃はオメガセッション物とか「ミーツ・ザ・~」などを始めとした50年代の名作と称されるアルバムをよく回していましたね。その頃はかなりウエストコースト・ジャズに興味を持ってたんですよね。

そんなボクが後期のペッパーに更なる興味を抱いたのは、76年の復帰作「リヴィング・リジェンド」であり「ザ・トリップ」であったわけですが、当時は前期を好むファン層からはやれコルトレーンライクなフリーキーサウンドはどうだのこうだのとか賛否両論がありましたし、実際にボクの店でも客との会話のやりとりが結構ありました。が、ボクは“今の生き様を描いているペッパー”に強い拘りと深い感銘を抱いていたのです。
長いブランクの後の復帰作が「昔の名前で出ています」調な演奏作品であったならば、きっとボクは更なる興味を抱き求めることもなかったでしょう。

さて、今晩はペッパー作品から2作品紹介します。
ちなみにボクはマニアックなコレクターではありません。ただ好きなジャズマンの作品は一枚でも多く聴きたいというレベルですが、ただ、自分的に考えればちょこっと変な収集癖は持っているかも知れません。
というのも、マイルスやコルトレーン、ロリンズなどの作品群と同様にペッパーの作品も殆どのものは販売されています。ボクが考えるにはそれらの名作アルバムというのはいつでも買えるという思いが強いので、今は全てを手中になければ気がすまないというコレクションの仕方ではありませんから。

メジャーレーベル作品と対極をなすものにマイナーレーベル作品やブートレグ作品がありますね。それらの作品はまさにコレクターズアイテムと成り得るわけですが、演奏内容や音質はピンキリでして、それらの作品に何を求めるかで価値観は決まります。
ですから自身の知識も多少は無いと、これは手を出していいものかどうかの判断は難しいものがありますね。
まっ、ボクの場合はそのミュージシャンの作品群の隙間の作品的なものとか共演しているミュージシャンあたりを目安にしています。音質は演奏内容さえ素晴らしければ、もう二の次でいいかなと考えてます。

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— posted by ティダ at 03:07 am   commentComment [2]      

再会

私用で先週末の25日に上阪し、本日28日に帰ってきました。
と、書いたのはよかったが、あらら、とっくに午前0時過ぎてしまってるから、日付が変わってしまいましたね^^;)
私用は加古川在住の叔父の娘さんの結婚式で、体調の悪い母に代わっての出席でした。
大阪は4年ぶりかな? 確か'04年のお盆に遊びに行って以来だから・・・。

で、今晩の「再会」というタイトルですが、この再会という言葉、別れ離れになった人同士が再び廻り逢う・・・とか、対人関係を意味することが辞書的などでは一般的なんですが、モノ、例えば以前に所有し愛聴していたレコードとか愛読本とかを何がしかの事由で手放してしまい、何時の日にかまた手元に・・・と、願いが心の底に残っており、それと図らずも再会してしまう・・・なんて意味合いも同様ではと思ったりするのです。

今回の結婚式では、母の代理とはいえ、関西に住む親戚の皆さんとの本当に久しく楽しい再会もありました。ボクのほうは新婦側の親族でしたが、花嫁さんなどそれこそ子供のときに会って以来でしたね。

実は、今晩「再会」のことをあえて書こうと思ったのは結婚式での再会ではなくて、大阪のある方との・・・、それも過去にとても大切にしてた人との、今後は新たな友人関係でという前提での再会が果たせたということと、そしてもう一つ、こちらはモノのほうなんですが、これもまた今回の上阪で図らずもあったからなのです。

大切な人との再会。
ボクが仕出かしてしまったことは自分では思い遣りのつもりだった・・・が、それは単なるボクの身勝手で一方通行的な思い遣りの考えであって、結果的にはただ傷つけ苦しませ辛さと哀しさを与えてしまっただけの理不尽とも傲慢とも言われても致し方のない別離をしてしまった過去でありながら、そのことを日々事ある毎に苛み、禊を受けると言っては浅はかなのだが、とにかくも深謝の念を抱いた再会を望んでいた。
しかしボクの気持ちの理由はどうであれ、それは逢えずとも致し方の無いほどの無理な再会の願望でした。
でも彼女は受け入れて適えてくれた。こんなボクの気持ちを。
涙が切れてたまらないほどに本当に限りない嬉しさと感謝の念が絶えない再会を!
本当にありがとう!
関係の形は異なったにせよ、紛れも無くとても大切な人との再会。
彼女の厚意を無駄にすることなく、残された己の人生、ステップアップしなくちゃね!

けど、再会中にあるミステイクをしてしまった。^^;)
このブログを彼女が見ているのは知っているので、あえて書くけども、お薦めCDの選択だ!
あの2枚も絶対に悪くはないと思うけど、この記事の「再会」というキーワードで思い出してしまったのだ!
アルトサックスが好きな君にはアート・ペッパーの下のアルバムを薦めるべきだった。

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再会Link

  • アーティスト: アート・ペッパー
  • メーカー・販売: アブソードミュージックジャパン
  • アマゾン価格: ¥ 2,500
  • 売り上げランキング: 428,361位
  • リリース: 2006-08-23
  • ジャンル・カテゴリー: CD
  • レビュー評 価: [詳 細]
    2006-02-13 ファイブスポットLink
    rating:5/5後期ペッパーの傑作

ズバリ! 「再会」だったのだ! 波乱万丈のペッパーの人生の名盤だ。
こんなにもその時々のピュアな気持ちを表現できるミュージシャンの演奏は全てが素晴らしすぎる。ペッパーの演奏を聴くといつも自分の人生を考えてしまうのだ。
CDショップで購入されたし!

今回のもう一つの再会。そうモノとの。
それは次回のお楽しみということで、今晩はこれにて!

     

— posted by ティダ at 02:03 am       

アート・ペッパー --The Complete Village Vanguard Sessions--

元旦以来、今年の書初めだな!
年末から正月休み、そして昨日までの間、公私共に忙しさとか滅入ることもあり、なかなか更新できる心境でなかったが、昨夜、ようやく胸に引っ掛かっていた棘が取り除けたというか、かなりスッキリした気分になった。
飲み食いしながらもボクのグチに耳を傾けてアドバイスをしてくれた○○ちゃんには大感謝!

ということで、今年最初のレヴューはコレ!
アート・ペッパーの77年7月、ヴィレッジ・ヴァンガードでの3日間のライブ演奏を全て収録した9枚組の作品だ。

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コンプリート・ヴィレッジ・ヴァンガード・セッションズLink

  • アーティスト: アート・ペッパー
  • メーカー・販売: ビクターエンタテインメント
  • アマゾン価格: ¥ 17,955
  • 売り上げランキング: 601,276位
  • リリース: 2001-05-23
  • ジャンル・カテゴリー: CD
  • レビュー評 価: [詳 細]
    2007-11-13 魅死魔幽鬼翁Link
    rating:5/5ペッパーの、と云うより
    2005-01-29 voodootalkLink
    rating:5/5アート・ペッパーの最高の名演!
    2004-08-29 voodootalkLink
    rating:5/5アート・ペッパーの最高の名演!貴重な9枚組!!

実はある想いからこの正月休の間、久しぶりに全枚数を聴いたのはもちろん、ある曲だけを何度も何度も繰り返し聴いていた。

一人のペッパーファンとしては“ミーツ・ザ・リズム・セクション”を筆頭とした50年代の作品も好きではあるが、ボクにとっては74年に復帰した後のあらゆる感情を抱いた生身の人間臭さと身を削るような燃焼度の高いエモーショナルな演奏にこそ、強く強く心を打たれるのだ。
やれコルトレーン的だとかフリッキーだとか・・・そんなこと、どうでもいいじゃないか。
ペッパーはペッパー! 心を素にして聴いて聴き込むほどに熱いハートでその時々の人生を描いた偉大なJazzマンだったと思う。

さて今年もまたいつもの如く、このアルバムからのお薦めの1曲なのだが・・・9枚組の中から選ぶのは至難の技!なので、先ほどチラっと書いた何度も何度も繰り返し聴いた曲がボクの今の紛れも無い心情ということで紹介しよう。
DISK 6 とDISK 7 に入っている“Goodbye”がそれ!
2日目と3日目のライブ演奏という違いはあるが、ともにピュアで美しいスピリチュアルとエモーショナルが入り混じった至高のバラッドだ。

人生、様々な局面で“Goodbye”を直接的に或いは間接的に告げたり、告げられたり・・・と、どうしようにもない閉塞な時が何度かはある。
ボク自身も過去に数度経験しているし、最近ではこの正月にもあった。
ボクの今年の運勢は「転機の年」だと・・・50代も半ばをとっくに超えてしまってる今、心から好きになことやしたいことにだけに集中できるような人生環境創りができるような前向きの転機の年にしたいもんだね。

 

— posted by ティダ at 11:58 pm       

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