田村 翼 -- BALLAD FOR HAMP --

日付的には昨日になるが、一昨晩、書きましたとおり、合間を見て翼さんのアルバムを紹介していきたいと思います。
ということで、まずは1stアルバムの“BALLAD FOR HAMP”からいきましょう。

このアルバムのオリジナルのLP(TRIO PAP-9088)は確かボクがJazz喫茶を始める前に購入してた記憶がありますね。そもそもこのアルバムを購入したきっかけというのが、実は翼さんのアルバムだからということではありませんでした。当時、ボクが日本人Jazzベーシストの中ではお気に入りだった池田芳夫さんのベースが聴きたくて購入したアルバムだったのです。

ballad_for_hamp
BALLAD FOR HAMP (July.1977)
CD (AMJ ABCJ-482)
1. Au Privave
2. You Goto to My Head
3. For Carl
4. In the First Flight
5. Whisper Not
6. Softly as in a Morning Sunrise
7. Ballad for Hamp
田村 翼(p)、池田芳夫(b)、岡山和義(ds)

今もそうですが、ボクは昔から日本人Jazzマンの作品は大好きでした。そうした背景には当然のことながら、ピットイン等でのライブをよく聴いていたということからくる親近感と、あの当時でもまだ日本人Jazzのアルバムは軽く見る連中がいた中で、ボクはそうではないだろう、日本で育ったJazzも捨て難いほどに素晴らしい演奏が沢山ある気がしてたので、作品としてのアルバムも結構購入していたんですよね。

本作品もそうした流れで購入したアルバムですが、聴けば聴くほどに味わい深いアルバムでした。きっかけは確かに池田芳夫さんのベースであったのですが、聴くほどに翼さんのピアノにも強く惹かれていったんですよね。
アルバムの謳い文句「和製ハンプトン・ホーズ云々」はさておいても、翼さんの日本人離れしたブルース・フィーリングとスイング感、そしてメロディアスな演奏に痺れたわけです。

Jazz喫茶を開業してからも本作品はよくかけていましたが、「このピアニスト誰?」って問いかけるお客さんも多かったですね。またそうしたお客さんほど、日本人Jazzマンだと知るや否やなんだかんだ言いながらも驚きを隠せない表情をしていたことが、今でも思い出します。

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— posted by ティダ at 11:58 pm   commentComment [4]      

田村 翼さんの作品群

そろそろ、ボクが最も敬愛するJazzピアニスト田村翼(享年55歳)さんの作品をマイペースで紹介していこうと思っている。
翼さんの作品は37歳にしてのデビューアルバム“バラード・フォー・ハンプ(1977年)”から数えて10作品と決して多くはないが、何れの作品も翼さんのピアノが満喫できる素晴らしい作品群なんだよね。
今晩は取り合えず、これまでに発売されている翼さんの作品を紹介だけです(録音順)。

  1. バラード・フォー・ハンプ(BALLAD FOR HAMP) 1977年
    LP(TRIO PAP-9088) CD(CLOWN BRJ-4029、AMJ ABCJ-482)
    田村翼(p)、池田芳夫(b)、岡山和義(ds)
  2. ジャズ・プレステッジ(JAZZ PRESTIGE) 1979年
    LP(TRIO PAP-9156) CD(CLOWN BRJ-4029、AMJ ABCJ-483)
    田村翼(p)、アンディ・シンプキンス(b)、フランク・ガント(ds)
  3. ユー・アンド・ミー(YOU AND ME) 1979年
    LP(TRIO PAP-9206) CD(AMJ ABCJ-484)
    田村翼(p)、レッド・ミッチェル(b)、ドナルド・ベイリー(ds)
  4. メモリーズ・オブ・サマータイム(MEMORIES OF SUMMERTIME) 1980年
    CD(AMJ ABCJ-485、未発表作、2008/6/25に初発売)
    田村翼(p)、大場景弘(b)、マイク・レズニコフ(ds)
  5. スウィート奄美(SWEET AMAMI) 1980年
    LP(TRIO PAP-9235) CD(AMJ ABCJ-486)
    田村翼(p)、大場景弘(b)、マイク・レズニコフ(ds)
  6. ブルー・ウイング(BLUE WING) 1981年
    LP(TRIO PAP-25012B) CD(AMJ ABCJ-487)
    田村翼(p)、アンディ・シンプキンス(b)、 楠本卓司(ds)
  7. ラブ・バラード(LOVE BALLDS) 1993年
    CD(ART UNION ARTCD-37)
    田村翼(p)ソロアルバム
  8. スウィート・アンド・ラブリー(SWEET AND LOVELY) 1994年
    CD(ART UNION ARTCD-39)
    田村翼(p)、伊藤潮(b)、佐々木豊(ds)
  9. ヒア・アット・ラスト(HERE AT LAST) 1995年
    CD(TSC CD-0035)
    五十嵐明要(as)、小西徹(g)、田村翼(p)、伊藤潮(b)、佐々木豊(ds)
  10. ディパーチュア(DEPARTURE) 1995年
    CD(ART UNION ARTCD-40)
    田村翼(p)、伊藤潮(b)、佐々木豊(ds)

ちなみに上記1~6までの6作品は現在、CDで再発売中。7~10のCD4作品に関しては入手困難な状況にある。

次回からデビュー作から順を追って紹介していくつもりです。ただし、冒頭にも書いたようにマイペースになりますので、あまり楽しみに待たないでくださいねf(--;
(おっとと、素人のレヴュー記事なぞ、楽しみにする人は居る筈もないか!:E

 

— posted by ティダ at 12:40 am       

土岐英史 -- TOKI --

久しぶりのレヴュー記事ね!;v)
ここ最近、というか、楽しい気分を満喫したばかりの久万正子さんの奄美ライブツアーの余韻を吹き飛ばすかのようなイヤな出来事ばかりが続いて(今もだけど)、毎日毎日、気分は凹むばかりだった。
で、明日からは12月、これではイカン!ということと、また、拙ブログを見ている皆さんにも凹むような気分の記事のままではアカン!だろうということで、今夜は久しぶりのレヴュー記事だい!:P

最近のイヤな出来事を払拭するために考えたこと。それは何事があってもJazz、Jazzを聴いてりゃ、文句無し!っていうほどにJazzにのめり込んでいた20代前半の若かりし頃を記憶の彼方から引っ張り出してくることだった。
それで引っ張り出してきたのが今夜紹介のアルバム“TOKI/土岐英史カルテット”だ。

tbm46toki
TOKI /土岐英史カルテット(TBM-46)
CD(Sony MusicDirect MHCP 10027)
1. Lullaby for The Girl
2. Darkness
3. Blues
4. When Sunny Gets Blue
5. Old Song Blues
PERSONNEL
土岐英史(ss&as)、渡辺香津美(g)
井野信義(b)、スティーブ・ジャクソン(ds)
録音:1975年5月17日

なんでこのアルバムを引っ張り出したかというと、もうこれは33年前、ボクのリアルな新宿Jazz三昧を象徴するかのような青春真っ只中の時代の頃のアルバムだからだ。
昭和47年に社会人になったボクは暇のある限りに新宿界隈のJazz喫茶やピットインでJazzライブを聴いていた。当時のピットインは紀伊国屋の裏側のビルの1階にあった。
休みの日曜日ともなると朝から新宿に出かけ、しょんべん(思い出)横丁でまずは朝定で腹ごしらえし、その後はピットインにまっしぐら。当時のピットインは朝の部、昼の部、夜の部とライブをやっていた。朝の部は新人、昼の部は有力新人から中堅処、夜の部は中堅処からベテラン陣と出演メンバー&バンドが決まっていた。
朝から行ってたのはドリンク代だけでライブが聴けたからだ。給料を貰ったばかりで余裕のある時などは、朝の部を聴いたら、またしょんべん横丁に行き、ゾウリほどの大きさの薄っぺらい鯨カツ定食(これが当時はまた美味かったんだな^^)等を食ったりして、またピットインに戻り昼の部を聴いてたな。
夜の部は出演者にもよるがミュージックチャージなどが付いたりするので頻繁には聴けなかった。そんな夜に行くところはピットインのすぐ近くのビルの地下にあった・・・確かジャズ・ワークショップという屋号の店で、ウヰスキーをチビチビ呑みながらヴォーカルのLPなどを聴いてたな。

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— posted by ティダ at 11:58 pm   commentComment [6]      

久万正子 奄美3島ライブツアー

今年の1月に発売されたJazzヴォ-カリスト 久万正子(くま まさこ)Link ”に聴き惚れて以来、久万さんの生唄をぜひともこの島で目の前で聴きた~い!という、ボクの個人的企画ライブが実現となって、先週の11/9から11/11にかけて奄美大島、喜界島、徳之島の3島でライブが行われました。

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11/10 喜界島 サバニ

久万さんの今回のライブツアー、そもそものきっかけは、遡ること今年の3月中旬に拙ブログにて彼女の2ndアルバム“Sleepy Blue”のレヴュー記事Link を書いたことからだった。毎晩のように久万さんのCDを聴いては、あ~、生で聴いてみたい!と思っていたタイミングに合わすかのように、ご本人からのレヴュー記事についてのお礼の連絡が!
生で聴く手段としては一番手っ取り早いのは、彼女のスケジュールに合わせてボクが本土に聴きに行けば済むことだったが、悲しいかな仕事が多忙を極め、簡単にはそんな時間を作り出すことも出来ずにCDを聴くのみでの楽しみに終始していたのだった。

4月に入ってからは、(故)田村翼さんの28年前の徳之島ライブの音源が未発表盤CDとして全国発売の実現が目の前に迫っていたこともあり、ボクの頭の中ではいつしか当時の島でライブを主催してた頃の楽しさ(苦しみも^^;)、そしてライブを聴きにきた島の音楽ファンのにこやかな笑顔が思い出され、とにかくもあの素晴らしい感動をもう一度復活させてみたいという意欲が湧いていたのだった。

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11/9 奄美市 マヤスコ
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11/9 奄美市 マヤスコ

そうだ!この素晴らしいヴォーカルの久万さんを島に呼ぼう! 島の音楽ファンの皆にもJazzヴォーカルの素晴らしさを聴いて欲しい! いや、内心では本当は島の人たちの誰よりも、とにかくボクが一番聴きたい!という気持ちが大きく募っていったのだ。
そんなある夜、夢の中でまるで心から遊離浮遊するかのように若かりし頃のボクが現れたかと思うと、一瞬にして過去にタイムスリップし、ライブ実現に向けて必死になってたあの頃の熱意を連れ戻してきた。そして、今のボクに「歳は関係ない!今でもできる!ガンばれ!」と告げた。

てなことで、ボクの若かりし頃の分身の強い後押し(^^;)、があっったものの、実準備ではボクのライブ企画に賛同していただきました奄美大島のライブハウス≪マヤスコ≫さん、喜界島のライブハウス≪サバニ≫さん、そして地元徳之島のライブハウス≪マック≫さんの心強い協力の元で、今回の久万正子さんの奄美ライブツアーは無事実現したのでした。

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— posted by ティダ at 03:41 am   commentComment [3]      

友人からの真空管アンプ製作依頼

先週の久しぶりの更新記事中で「今日まで書こうかな」と思っていたことの中から、久しぶりに真空管アンプの話題でも。
Jazz好きな友人M氏、真空管アンプに興味を持っているらしく、何度かの飲み方での話題の結果、ボクに真空管アンプの製作を依頼してきた。予算は5万、今度の正月内に引き渡す予定となった。
M氏の希望をまとめると、出力10W程度、INPUT×2、音質的には太目かつクリアーな低音と艶のある中・高音でピアノトリオやスモールコンボ、ヴォーカルCDを聴きたいとの事。
出力10W程度を考えたのは、M氏のメインスピーカが・・・・えっと何だったけ? 能率86dBのいわゆるミニスピーカーなため、2、3W程度の小出力アンプでは少々無理があるかな?と思った次第。音質的なものは、やはり真空管アンプならではというサウンドでJazzを聴いてみたい!という未知の聴感に対する誘惑が大きいと思われるのだ。

ボクは作るのが趣味だから、別に依頼されたアンプから製作手間を儲けようなんてことは思ってもいないのだが、それにしても正直、予算5万はかなり厳しい条件。内訳で考えるとトランス類に3万、シャーシ&実装パーツで1万、残りの1万で真空管や回路パーツ類というところだろうか。
音質はともかくとして、アンプの意匠・見栄えということも含めると、現時点でのボクの構想では予算的には6万をオーバーしているので、予算配分は、さらに検討する必要があるかなと思っている。

出力菅はローコストながらも音質も回路次第で調理しやすく、プッシュプルで10Wは得られる6BQ5で考えている。また今後のメンテ対策としても入手しやすい真空管であることは望ましいからね。
回路的にはアルテック型か、少し欲張って並列型SEPPをと思っている。
並列型SEPPは過去に自作したこともないので、ぜひ作ってみたいのだが、出力トランスに更に予算を回さないとならないが、初段やドライバ菅、他のパーツ類を手持ちのを流用すれば、予算的に何とか可能性はあるかな・・・。
一昨日、予算の5万はパーツ購入に既に貰ったので電源トランスとチョークは発注した。

回路が決定次第、このブログでも製作過程をときどき紹介していくつもりです。
お楽しみに!

     


— posted by ティダ at 11:00 pm   commentComment [2]      

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