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リズ・ライト --Dreaming wide awake--

今晩はちょっと雰囲気を変えて、新進の女性ヴォーカリストのアルバムを紹介!
リズ・ライト、1980年生れというから、まだ27歳の若き女性ヴォーカリストだ。
純粋なJazzヴォーカルのアルバムではないが、エモーショナルそしてスピリチュアルなブルースフィーリングがJazzに合い通じるものを感じるので、ボクにとってはJazzの範疇として考えている。

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Dreaming Wide AwakeLink

  • アーティスト: Lizz Wright
  • メーカー・販売: Verve Forecast
  • アマゾン価格: ¥ 1,347
  • 売り上げランキング: 172,828位
  • リリース: 2005-06-14
  • ジャンル・カテゴリー: CD
  • レビュー評 価: [詳 細]
    B00096S3RM4022005-10-13最初は♪かたかった。聴き始め、なんとなく「かたい」ぐかな?という印象を持ちましたが、聴けば聴くほどに「まろやか」な、♪味が出てきました。テンポもいい感じ。ちょうどいいぐらい。B00096S3RM4142005-10-10気持ちが穏やかになりますね。なんとなく、訳も無くイライラしたり、興奮したりする時、この作品を聴くようにしています。気持ちが穏やかになりますね。
    2005-05-29 日向葵Link
    rating:5/5革新的な融合を図った音楽

彼女の魅力に惹かれたのは03年に発売された1stアルバム“SALT”からだ。
ジャケットからこちらを見据えたキラりと光る瞳が、ただのヴォーカリストとしては思えないほどのインパクトを感じ、おまけにあのVerveレコードからの発売となると買わずにはいられない。
Verveが力を入れるだけある魅力的なヴォーカリストだった。
ブルース、ゴスペル、Jazz、固定されたジャンルに填らないフィーリングとでもいうのだろうか、ニュアンスがちょっと違うのかも知れないが凄くラディカルなスタイルがその声質とともに気になる存在のヴォーカリストのように感じた。
何となくこれまたボクの大好きなカサンドラ・ウィルソンの雰囲気に似ているいえばそれまでだが、若いだけあって似てるようで似ていない切り口も大いに感じられ、今後の作品が楽しみなヴォーカリストだと思っている。

さて今晩紹介のアルバムは彼女の2ndアルバム(05年発売)だ。
一作目の“SALT”とどこが異なるかというと、彼女の持ち得る本来の姿とでもいうのだろうか、
ブルースフィーリングに満ちながらも、その歌声にはドロドロさとか重々しさは感じさせず、どことなく凛とした清々しさのようなスピリチュアルを感じるのだ。
スムースだけどスムースじゃない・・・、聴く者の右耳から左耳にとそのまま通り抜けるのを許さないというか、耳を傍立ててこそ心から癒される・・・聴く者の心に温もりを与えてくれるアルバムだと思う。

ということで、今夜のボクのお気に入りの一曲は3曲目の“HIT THE GROUND”
浮遊感漂うギターとともにリズのあえて心を閉じ込めたような淡々とした唄い方が、ボクには逆に涙腺を緩めさせてしまうのだ。
ライナーノーツに掲載されている訳詞もまたいいね。

倒れても構わないの、ベイビー
今はもういいのよ
倒れても構わないの
ベールをはずして
私の瞳の中の貴方の瞳を見つめて
他なんてどうでもいいの
倒れても構わないの
今、貴方のことを愛したいから
-------------------------------(一部抜粋引用)対訳:佐藤空子

Amazonでチェックしてみて判ったけど、来年2月には3年振りに3作目がやっとリリース予定になっているようですね。今度はどんなアルバムになるのか、すごく楽しみだな。

 

— posted by ティダ at 11:40 pm       

安田 南 --South.--

先月末より仕事の忙しさの疲れとプライベートでも何かと考え事をしていたこともあり、更新に気乗りしない状態になっていたのだが、この1、2日で何となく書こうという気分になってきました。
ということで今晩は、昔のLP時代から大好きで頻繁に聴いている個性派Jazzヴォーカリスト安田南のアルバムからこの一枚を!

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South.“Yasuda Minami Live at The ROB-ROY”(紙ジャケット仕様)Link

  • アーティスト: 安田南
  • メーカー・販売: ブリッジ
  • アマゾン価格: ¥ 2,625
  • 売り上げランキング: 45,592位
  • リリース: 2007-05-02
  • ジャンル・カテゴリー: CD
  • レビュー評 価: [詳 細]
    2007-12-10 cecedeceLink
    rating:4/5時代ですね

ボクのブログ記事でのアルバム紹介はいつもAmazonのジャケットを利用しているのですが、この“South.”はCDでも廃盤だろうから無いだろうな~と思いつつ検索したら、何と紙ジャケ仕様で再発されていたんですね。
しかも“お定のモリタート”までもが!
ちなみにボクが所有してるCDはキングレコード ベルウッドレーベルから'93年に発売された KICJ2110ですね。
考えてみれば04年にフラスコ・レーベルの“Some Feeling”がCDとなって再発以来、彼女の残りの作品もCD化なるのではと期待はしていたのですが、ここへきてやっと出揃ってきましたね。
あと残るのは、やはりフラスコ・レーベルの“Sunny”でしょうか。
ボクのようなあまり一般受けしないアルバムが何故かを自分の嗜好にマッチングしてしまう好き者にとっては、ほんとに嬉しい限りですね。

少し話しは逸れるけど、ボクのブログを観ている複数の方から「ティダさんのアルバム紹介は、どうしてメジャーな作品は紹介しないの?」ってことを言われたことがある。
ボクにしてみれば例えばマイルスやコルトレーンにしてももちろん大好きなJazzメンには違いないのだが、いわゆるメジャーなJazzメンの情報なんてネットで巷に溢れるJazzサイトやBlogからゲップが出るほどの大量の情報は得られるのだから、あえてボクまでもが書く必要もなかろうと・・・。
それに書いたとしてもボクが特異な意見を持った評が書ける鬼才的人間ならともかく、絶対的に何処かで読んだよなって思えるようなぐらいのことしか書けないだろうからね。
それにそもそもメジャーとかマイナーとかってのはマスコミ掛かった言葉であまり好きになれないんだな。

巷ではマイナーと言われてるJazzメンやアルバムであっても、ボクにとって最高に感じるアルバムはボクの中ではメジャーなのだから・・・だから、それでいいんじゃない? 自分が最高に楽しめるだから!
やれメジャーだから聴かなくちゃダメとかマイナーは聴くに値しないなんて・・・音楽をそんな風に考えること自体が可笑しいと思うけどな。
そんなことを言ったらJazzという音楽は音楽の世界ではどうなのさ?とネ。

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— posted by ティダ at 10:33 pm       

ジェシー・ベルヴィン --MR.EASY--

久しぶりの更新の今晩は男性ヴォーカルでも・・・

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ミスター・イージーLink

  • 情報取得失敗

女性ヴォーカリストのアルバムほどではありませんが、男性ヴォーカリストのもそこそこに所有しています。
今夜はその手持ちのコレクションの中から、ジェシー・ベルヴィンの「ミスター・イージー」を!
このアルバムは実は歌伴としてマティ・ペイチ楽団の一員として参加しているアート・ペッパーのコレクターズアイテム的なアルバムとして入手したのがそもそもの経緯なんですが・・・。
聴けば聴くほどにA・ペッパーの随所に現れるソロパートはもちろん最高なのですが、それ以上にJ・ベルヴィンの唄に惚れ込んでしまったというアルバムかな。

オリジナルアルバムはLP時代の1959年ですから、かれこれ50年近くも前の作品ですが、今、聴いてても、オールドファッション的な古臭さはそんなに感じませんね。
J・ベルヴィン・・・もともとR&B出身の歌手だったようですが、RCAビクターと契約してのこのアルバムではM・ペイチの粋なアレンジをバックにスタンダードを軽く小粋なスイング感で歌い上げています。
ボクはどちらかというとアクの強いヴォーカルが好みなのですが、男性ヴォーカリストの歌い上げるスタンダードソングはこのベルヴィンのようなハスキーな声で粋なスイング感での唄い方に男の優しさ的な魅力として感じるな~。
そういえば手持ちの男性ヴォーカルアルバムには似たような傾向のが多いかな。
ジョニー・ハートマン、メル・トーメなど。粋なスイング感ではボブ・ドロー、ベン・シドランなど。
アクが強いところのではやはりブルース系になりますね。ジミー・ラッシングなどは昔から大好きなシンガーですね。

話しがちょっと逸れてしまいました。
このベルヴィンのアルバムの中で、ボクのお気に入りの曲として一つだけ挙げるとすれば「ANGEL EYES」かな。静かななかにも感情豊なバラッドで歌い上げられていて最高です。M・ペイチのストリングスアレンジもいい雰囲気を醸し出しています。
この季節に相応しいアルバムかも。

   

— posted by ティダ at 09:03 pm       

沖山秀子 --SUMMER TIME--

島も夜になると、ようやく秋を感じる今日この頃。
今晩はボクの大好きなヴォーカルのコレクションからこの一枚を紹介!

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サマータイムLink

  • 情報取得失敗

okiyama
昔、LP時代にこのジャケットに悩殺されたのだ!

沖山秀子・・・多分に若い世代でよほど映画好き、それも邦画を好きならわかる人もいるかも知れないが、ボクらの50代半ばから上の映画好きの人なら、殆どが知っている大女優である。
様々なスキャンダルが過去にもあった女優さんだが、唯一のJazzアルバムでこれが彼女の1stアルバムでもある。
ネットで最近の動向をチェックしたら、今でもライブハウスでJazzをよく唄っているようだ。
ちなみに彼女はどうやら、両親がそうなのか定かではないが、この徳之島のすぐ南の島の沖永良部島の出身らしい。

女優の唄はまあそこそこに雰囲気があれば・・・なんて、良く言われることが多いが、こと沖山秀子のヴォーカルに関しては、雰囲気だけJazzモードのヴォーカリストなんかでは全く及ばないほどにブルージィーでソウルフルでダイレクトに心に響いてくるのだ。
ジャケット写真と同様に悩殺され恍惚感を感じてたまらない。
残念ながらボクは彼女の肉声の生唄を一度も聴いたことがなくて、機会があれば一度だけでも肉声を聴いてみたいヴォーカリストの一人である。

1981年に発売されたこのアルバム、バックは渋谷毅(p)、川端民生(b)、亀山賢一(ds)、宮沢昭(ts)、粉川忠範(tb)、中牟田貞則(g)、潮先郁男(g) 名うてのすごいメンバーだ。
渋谷毅のアレンジがこれまたいい!
何て言えばいいのだろうか・・・全曲を通して沖山秀子の揺れを感じる肉声のヴォーカルがとにかく前面にプッシュされ、癒される感じと妙に興奮する雰囲気が見事に醸し出されている気がする。
アルバムのタイトル曲でもある SUMMER TIME など五木の子守唄が導入メロディになっていて、思いもせぬ展開だが不思議なもので、和洋メロディがこんなにもマッチングするなんてと思ってしまうのだ。

 

— posted by ティダ at 12:31 am       

戸谷重子 --戸谷重子+今田勝トリオ--

3週間ぶりのブログ更新だ。
ネタはあるのだが、ずーっと仕事に追われっぱなしで、夜になると精神的にクタクタで、キーボードを叩くよりも寝ることを優先してしまう状況が、続いてしまった。

さてさて、久しぶりの今晩は、LPでの72年の発売以来、CDでの復刻もならずに34年間の時を経て、去る11月にやっとCDとなって復刻発売されたアルバムが、先日、手に入ったので紹介しよう。
個人的にはCD化をずっーと待ちつづけていたヴォーカルアルバムで、超ハッピーな気分だ。

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戸谷重子+今田勝トリオ(紙ジャケット仕様)Link

  • アーティスト: 戸谷重子・今田勝トリオ
  • メーカー・販売: Sony Music Direct
  • アマゾン価格: ¥ 2,415
  • 売り上げランキング: 253,635位
  • リリース: 2006-11-22
  • ジャンル・カテゴリー: CD
  • レビュー評 価: [詳 細]
    2006-12-21 エリア88Link
    rating:4/5ジャズボーカルの基本

表題の「戸谷重子 --戸谷重子+今田勝トリオ--」がそれだ。
オリジナルのLPは、現在は残念ながら、その制作活動をストップしてしまった日本のジャズレーベル「TBM(three blind mice)」から72年に発売されていた。
今回のCD化での発売はソニー・ミュージック・ダイレクトからで、CDとSACDのハイブリッド盤だ。

TBMというレーベルはボクは大好きだった。
ジャズというさして規模も大きくない音楽市場の内で、なんだかんだ言っても商業主義に走り、海外ミュージシャンならびにメジャーレーベルを取り扱う国内レコード会社とは一線を引き、国内ジャズミュージシャンのみのアルバム制作に力を注ぐ意気込みとそのポリシーが気にいってた。そして何よりも個々のアルバムの演奏内容の素晴らしさと、生々しい肉厚のある音質の良さが最高だった。

戸谷重子・・・このデビューアルバムの後は数枚のアルバムを残して引退しているから、今や伝説のヴォーカリストといっても過言ではないだろう。
同時期にデビューした中本マリとともに当時のTBMのヴォーカルアルバムの2枚看板的存在であったとの記憶がボクにある。
当時、一般的には笠井紀美子や中本マリに人気があったような気がしたが、ボクはどちらかというと戸谷重子の独特のブルースフィーリングが好きだった。
彼女の歌は本来のジャズヴォーカリストの発音や歌い方とも異なるし・・・聴きようによってはジャズヴォーカルでないような気もする。今もアルバムを聴きながら、このレビューを書いているのだが、やはり、昔、LPを買って聴いてた時と同様にそう思ってしまう。
でも、俗に言うブルースやジャズの持つ黒っぽさ・・・とは異なるが、彼女の歌からはそれらと共通するようなサムシングが何かしら強く感じられるのだ。
多分にボクが彼女をお気に入りなところは、それだね。
考えてみれば、これまた大好きな酒井俊やニーナ・シモンの歌の世界に合い通じるエモーション&サムシングなんだな・・・、ジャズヴォーカルという範疇だけでは捉えてはいけないのかも知れないね。

アルバムの内容については少しだけ。
戸谷重子のヴォーカルもさることながら、今田勝のオルガンもブルースフィーリングたっぷりで最高にイイね。ベースの福井五十雄、ドラムスの長芝正司もいいバッキングだ。ちなみに福井五十雄は昔、徳之島でライブをしてもらっている。
全曲ともにいいが、なかでも、聴きどころは2曲目の「ジョージア・オン・マイ・マインド」、5曲目、今田勝トリオの「ヘブン・フリーダム」、最後の「イエスタディ」だね。

    ※参考
  • LP three blind mise TBM-11 (1972.10)
  • CD Sony Music Direct inc. MHCP10029 (2006.11)

         

— posted by ティダ at 11:52 pm       

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