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ヒサヨ・フォスター -- 夜半歌聲 Blues Blue --

あっという間に時間が過ぎるな~。一週間も更新してない・・・という気がしないんだな。
此処のところ、ハードワークで全く身体が休まらない感じです。今日も仕事でした。
ベッドに寝転がってCDを聴きながら、あっ今晩はこれの記事を書こうかな思いながらも、いつの間にやら寝てる有り様(--)

こんな状態が当分続きそうな気がするも、う~ん、これじゃあイカン!ということで、今晩は頭は半分お休み気味なのだが、とにかくもキーボードを叩いている。

さてと、お疲れモードにはやはり女性ヴォーカルでしょうか。
癒されるヴォーカルものもあるのだけれど、それだと途中で寝てしまいそうなので、癒しの中にもちょこっとだけ脳を活性化させるような歌伴が入っているのをセレクトしてみた。

hisayo02
BLACK BOX BG-0002 / 1996

ということで今晩は、5/25付の記事“ヒサヨ・フォスター --N.Y NOW AND YESTERDAYS --”Link に続いて、ヒサヨ・フォスターさんの2ndアルバム“夜半歌聲 Blues Blue”を紹介します。

5/25付の記事でも書きましたが、ヒサヨさんの声質は少しくぐもったフォギーヴォイスな感じがするのですが、中高域にかけての艶やかさに魅力を感じてしまうヴォーカリストです。今時の若いヴォーカリストのような線の細い艶やかさではなく、声量のある太目の艶やかさとでも言うのかな、とにかくも不思議な魅力を感じてしまいます。曲によっては何となくクレオ・レーンを思い出させるような雰囲気もありますね。

この“夜半歌聲(やはん うたげ)”も1stアルバムと同様にスタンダード集ですが、サブタイトルにBlues Blueと付いているように結構ブルージーな色合いのあるアルバムに仕上がっています。とは言ってもスローナンバーのブルージーなバラッドばかりではなく、ミディアム、ファストナンバーも織り交ぜながら彼女の唄の魅力度を引き出されています。
このアルバム、前回も参加していた大森明(as)がプロデューサーを務めています。バックはハーマン・フォスター(p)、ジェイ・レンハート(b)、デニス・マクレル(ds)、ヒューストン・パーソン(ts)とベテラン勢が名を連ねています。
今回のバックで何よりもの注目はピアノのハーマン・フォスター(1928-1999没)でしょうか。日本ではあまり大きく取り上げられることのなかったピアニストのようですね。ボクも近年まで知りませんでしたが、50年代にはルー・ドナルドソン(as)のバンドに参加しており、多くの作品を残しています。ちなみにこの作品が出た1996年にはヒサヨさんはハーマンさんの奥様になっていたのですね。

このアルバム、全篇ともにハーマンのエモーショナルなピアノが素晴らしいのですが、ヒサヨさんもこれまた触発されるかのように唄い上げています。唄い込まなくてはというような気負いは感じられず、バラッドからファストテンポまで自然体な感情表現でコントロールされた唄い方には聴くほどに引き込まれていきます。

ということで、いつものお薦めの一曲です。
今夜は3曲目の“Yesterdays”。この曲は美しいバラッドナンバーとして有名なのですが、ヒサヨさんは思い切ったファストテンポで唄っています。大森明さんのプロデューサーとしてのアレンジが入っているのでしょうか?
このファストテンポ曲でのヒサヨさんは澱みのないストレートでエモーショナルな唄がとても素晴らしいです。さらにパーソンのテナーサックスも最高にエモーショナルで聴き逃せませんね。

今、最後の曲“The Shadow of Your Smile”が掛かっています。ゆったりとしたした素敵なバラッドです。
ぼちぼちと眠くなってきました。今宵はこれにて。

BLUES BLUELink

  • アーティスト: HISAYO FOSTER
  • メーカー・販売: インディペンデントレーベル
  • アマゾン価格: ¥ 3,059
  • 売り上げランキング: 1,051,284位
  • リリース: 1996-02-22
  • ジャンル・カテゴリー: CD

   

— posted by ティダ at 11:36 pm       

ディー・ディー・ブリッジウォーター --Love and peace--

徳之島は梅雨真っ只中! 今日も一日中雨降りでジトジト、不快感度指数は↑上昇したまま、この時間になっても一向に下がる気配はありません(++!)
もっとも部屋の中はエアコンで除湿してますから、さほど気にはならないのですがね。

この季節、馴れてはいるものの、やはり、一年の中で一番うっとしい季節なんだな。
てなことで、ジトジトじめじめ感をフッ飛ばすには、カラっとさわやかS・ゲッツのボサノバとかS・ロリンズのカリプソナンバー、H・シルバーのファンキー・・・あたりのインストものにしようかな思いましたが、ここはやはりボクの大好きな歌モノを絡めたもので、熱っ気でカラっとさわやかに除湿してしまえ!ということで、ディー・ディー・ブリッジウォーターのアルバムを紹介することにしました。

で、すぐに思いついたのがこのアルバム“Love and peace”
このアルバム、全曲がファンキーおじさん ホレス・シルバーの楽曲で構成されているんですよね。ちなみにサブタイトルが“A tribute to Horace Silver”ってなっておりましてモロ判りやすいことこの上ありません。はい。:)

Dee.Dee.は、あのボウズ頭ジャケのデヴューアルバム“Afro blue”から大のお好みでして、彼女のアルバムは全部ではありませんが結構な枚数を所有しています。
ビッグバンド“サド/メル楽団”で鍛えられたジャズヴォーカリゼイションからブラコンまでDee.Dee.の感性、唱法への魅力は未だに尽きるものがありませんね。
ボクより一年先輩の1950年生れですから、御歳58歳ですか! 2オクターブ余りの声域とホーンライクシャウト&スキャットを枯らさずに、ほんと長生きしてずっと唄い続けてもらいたいヴォーカリストですね。

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— posted by ティダ at 01:28 am       

ヒサヨ・フォスター -- N.Y NOW AND YESTERDAYS --

今夜もボクの大好きな日本人女性ヴォーカリストのご紹介をしましょう。
ヒサヨ・フォスター(旧姓 富永ひさよ)さん、新潟出身で現在ニューヨークに在住し、あちらで活躍中ののベテランJazzヴォーカリストです。
日本にも度々帰省してライブはしているようですね。ボクは残念ながら彼女の生唄には一度も接したことがありません。

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BLACK BOX BG-0001 / 1992 絶盤?

実はヒサヨさんのこの1stアルバム“N.Y NOW AND YESTERDAYS”は、Jazzヴォーカルとくに女性ヴォーカルファンなら、よくありがちなパターンかと思いますが、いわゆるジャケ買いでした。
艶やかな瞳でじっと見つめる大人ムード全開の美女のジャケ写真。もうこれだけでボクは胸キュンです。それに曲目を見ると定番ともいえるスタンダード佳曲ばかり。これはもう相当に唄い込んでいない限りは、処女作に全面的に取り入れない筈もない、と。絶対にいいヴォーカルが聴けるはずとボクの直感が大脳を刺激します。となると買わずにはいられません!

大いなるときめきを抱きながら聴きます。あ~~、また大好きなヴォーカリストができちゃった! そう、ハートがジンジンしびれ、キュンキュン締め付けるほどの唄が聴けたのです。
まず、ハスキー・・・いやヒサヨさんの場合はフォギーヴォイスとでもいうのでしょうか。少しくぐもった感じの声質ですが、すーっと伸びる高いほうの声は艶やかで彼女独特のヴォイスに魅惑されます。
そして英語の発音の確さ、フレージング、スイング感、ブルース感など、どれをとってみてもワールドワイドで日本人離れした、まさにこれぞJazzヴォーカリストの真髄といってもいいほどの心地良さに魅惑されたのです。

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— posted by ティダ at 11:47 pm       

酒井 俊 --KAIMONO Boogie--

今夜は最も大好きなヴォーカリストの一人、酒井 俊のアルバムを!
ボクは1977年の1stアルバム“Shun”以来、03年発売の“夢の名前”まで、2枚のマキシシングル盤を除いた11枚全てを所有している。

酒井俊がレコードデビューをした77年には、ボクは既に徳之島に帰郷していた。
そして翌78年にボクは島でJazz喫茶を開業した。彼女のアルバムはその頃は当然ながらLPレコードだ。確か3rdアルバムの“My Imageination”まではLPで購入してたと思う。
当時のボクの印象では“ぶっ飛びPop・Jazzヴォーカリスト”って感じで、それまでの画一的な正統派日本人Jazzヴォーカリストとは一線異なる唄い方のユニークさに驚かされ、それがまた妙に気になる存在だった思う。
何がぶっ飛びでユニークかというと、ファストテンポでの彼女の唄い方があっけらかんで自由気ままでシャウトしながらどこまでぶっ飛んで行くんだろうと思えるところだろうか。とにかくも聴いてて爽快ささえ感じてしまうんだな。まっ、そこらへんがボクとしてはお気に入りだったんだよね。

そんな彼女も3rdアルバムの“My Imageination”発売以後、10年間余りの活動休止を経て、90年4thアルバム“香港ブルース”で復帰。この4thアルバム“香港ブルース”から今日の酒井俊ワールドが次第に形成されて来そうな気配が伺える。
そして96年発売の注目作5thアルバム“KAIMONO Boogie”。このアルバムこそが今日の酒井俊ワールドたる所以の発端のアルバムだ。

Link

KAIMONO BOOGIELink

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kaimonoboogie
KAIMONO Boogie / SS label RO2001

注目作とボクは書いたが、何に注目したかというと、ある意味でデビュー当初の自由奔放な気ままな“ぶっ飛び唄”が舞い戻ってきたことに加えて、Jazに拘らず、さまざまなジャンルの音楽とアレンジをさらに積極的に取り込み、そして昭和歌謡・・・日本語歌詞の選曲等など、今、唄いたいという思いの楽曲で“ぶっ飛び”が再度発進しはじめてきたことにだった。

そういえば、2ndアルバム“LOVE SONG”の5曲目“Smile Happy”が彼女の日本語歌詞の原点かも知れないな。そんな彼女のユニークさが20年の歳月を経て、このアルバムに舞い戻ってきた、それもあらゆる面で熟成されて・・・そんな風にボクは感じ取っている。

ということで、今夜のお薦めの一曲は、ずばり昭和歌謡の日本語歌詞でぶっ飛んでるアルバムタイトル曲の“KAIMONO Boogie”(買い物ブギ)です。
4曲目のコミカル曲“私の猛獣狩り~ナムアミダブツ"も捨てがたいけど、やはり、お薦めは美空ひばりさんの買い物ブギとはまた異なった彼女ならではのコケティッシュなユニークさに溢れるタイトル曲でしょうね。
Jazz曲でいえば5曲目の“When I fall in love”ですね。片山さんのメロウなテナーSaxによる導入メロディのあとに彼女の切々とした唄、独特の息継ぎとともに切なさのエモーションが重なっていくこの恋唄。思わず聴き惚れてしまいます。

   

— posted by ティダ at 01:12 am       

エスター・フィリップス --CONFESSIN' THE BLUES--

今晩は久しぶりにアルバム・レヴューを!ってことで、
昔から大好きな“とてもアクが強くてネバっこいソウル・ブルース・ジャズヴォーカル”のコレクションからコレを!

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ボクが持っているCDジャケATLANTIC AMCY-1066

昔からこのエスター・フィリップスとかデラ・リーズといったアクが強くてパワフルなソウルレディが大好きなんですよね。

まっ、日本の女性ヴォーカルファンのなかではエスターとかデラは好き嫌いの筆頭にあげられるヴォーカリストではないかと、これまでもよく言われているようですが、ボクはその魅力に見事にハマったファンの一人のほうですね。

癒し系とかスムース系ヴォーカルを好むファンには信じられないかも知れませんが、一度ハマっちゃうと、もうこれなしにはヴォーカルなんて考えられないというぐらいに没頭し、夢中になってしまう魅力を感じてしまうんですよね。
何だろね・・・打ったことはないけどドラッグ的というか・・・おっと、こういった公序良俗に反するような表現はよくないか! そうだな・・・似たような症状でいうと嗜好物、例えばタバコとか酒とか、もっと拡大して言えば性癖とかもそうかな? とにかくそうした自分の嗜好への強度の欲求感情にピンポイント的にマッチングしてしまうと、わき目も振らずに気分をすごく昂揚させたくなる魅力なんだな。

で、このエスター・フィリップスのアルバム、ボク的に言えば彼女のベストアルバムではないかと思っています。
こんなにもソウルフルでブルース感たっぷりのジャズヴォーカルアルバムは今時のヴォーカル界では見受けられないんじゃないかと思うな。
エスターの唄はカサンドラ・ウィルソンのような低音の声質とは対をなす鋭い声質、まるでメタルマウスピースのアルトサックスの音色にも通じるような声質、ビブラート、メリハリのあるシャウト、それらがミックスされたエモーショナルな唄い方が最大の魅力かな。

このアルバム全部で11曲入っているのだが、前半の7曲がビッグバンドをバックにしたスタジオ録音で、残りの6曲が最後のブルースメドレーを含めてライブ録音というぐあいに一枚で2度美味しい感じでエスターの異なる魅力が味わえるのだが、どちらも甲乙つけがたい内容ですね。
ということで、いつもの今夜のお薦めの一曲です。
今夜はエスターのパワー炸裂の唄ではなく、逆の静のエスターも素晴らしいということで、ちょっと渋めで抑えた情感がたまらない2曲目のブルースバラッド“I WONDER”です。
フィーチャリングされたハーブ・エリスのシングルトーンのギターの絡み具合がとてもグルーヴィーなブルースフィーリングを醸し出しているんだな。
また他の曲にはソニー・クリスが絡んでたりとか、すごく美味しいアルバムだね。

       

— posted by ティダ at 11:55 pm       

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