6AC5GT Parallel single Amp

カテゴリーを作っているのに記事が一つもないなんて・・・、一応、気にはしてるんだよね。
2年前に島に帰ってきてからというものの、先輩の真空管式ギターアンプ(Fender Twin Reverb)を修理して以来、ハンダゴテを握っていない。

もっとも握るにしても、自身のメインシステム用にと考えている自作ラインアンプ&パワーアンプの構想がまだイメージ的にはあるのだが、回路図さえ出来上がっていない状態だから握りようがないのだ。
今、考えているシステムは、まだ公開はできないがCDの音を如何にアナログ的な肉厚感があり、かつ艶のある有機質な音質を狙っている。

さて、今日、紹介するのは約3年前に自作した6AC5GTパラシングルアンプだ。
このパワーアンプは大好きなJazzヴォーカルをメインに聴くことを前提に作ったのだが、2年前、帰郷するため・・というか金欠病のため他のオーディオシステムやパーツ類とともにヤフオクで売却してしまい、現在は手元には無い。
落札価格は制作にかかった手間賃はでるほどでもなかったが、パーツ代はカバーできていたかな。
以後、オークションをウォッチしてる限りでは、その落札者さんが売りで出品している様子は見受けられないので、お気に入りのアンプとして使ってくれているのかな?と思っている。

6AC5SP1
6AC5GT Parallel single Amp
6AC5SP2
シャーシ内部。配線は上手くないネ(^^;)

このパワーアンプを作るきっかけとなったのは、30年前の75年に誠文堂新光社から発刊された故浅野勇氏著「魅惑の真空管アンプ上巻」を購入し、6AC5の制作記事を読んでいたことまで遡る。
ちなみに真空管自作アンプを趣味とする人にとって、バイブルといえる「魅惑の真空管アンプ上巻」は、現在も誠文堂新光社より復刻版Link として発売されている。

ボクの作ったアンプは写真でもご覧のとおりモノラル構成のペアだ。
6AC5という球、ポジティブグリッドのダイナミックカップルド3極管という実にユニークな球で、それこそ故浅野勇氏の記事を読むにつれ、一度は作りたい球の一つだった。
記事を読んでは膨らませていたイメージのアンプは、女性ヴォーカルやピアノトリオを楽しめるアンプだった。
故浅野勇氏の回路をデッドコピーして試作した。もちろん回路は真似ができても手持ちのパーツを使う関係でトランスやコンデンサ、抵抗類は当時のものとは異なるので、これが6AC5の音!と断定することは出来なかったが、他のメジャーな出力管との音質感で比較した場合に、唯一、差を感じたのが透明度と明快さだった。それは高域のほうでとくに感じた。

ポジティブグリッド管の個性とでもいうのだろうか、故浅野勇氏も記事中で述べておられたが、まさに昔のバイポーラトランジスタにも似た真空管らしからぬ高透明度さと明快で低歪感のトーンキャラクタは確認できたのだった。
この高域のトーンキャラクタはボクの好きな音だった。
ただ、不満な要素もあった。低域が薄いのだ。全体的に聴いていると周波数特性が高域側にスライドしてるように聴こえる。小さなスピーカでは、それこそ薄っぺらいラジオ的な音質に聴こえた。

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— posted by ティダ at 11:50 pm       

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