ではでは、現段階でのインプレッションといきましょうか。
まずは造り(内部はまだ見ていない)ですが、これは実売価格を考えると物量を投入してて、いい造りです。ただ一つだけ惜しいのは天板後部の切断部分がテーパー掛けしておらず細かいバリが残ったままで、ボクはセッティングの際、指を傷つけてしまいました。友人に渡す際にはこの箇所はヤスリで滑らかにしなくちゃね。
次に回路構成です。
回路構成はムラード型EL34B(6CA7)ppで、初段及びドライバー管は6N1(6H1n)が用いられており、初段はSRPP使いになっています。出力段はネットで調べた範囲ではUL接続になっているようですね。
また各出力管ともにシャーシ天板上からもバイアス調整が簡単にできるようになっています。これはボクらのようにアンプを弄れる人間にとっては便利ですが、テスターの使い方も知らない、いわゆるアンプとして使うだけの方には無用かなとも思います。
さてさて、次に一番肝心な音質です。
音質はそうですね。オーッと思わせられる程ではありませんが、市販のムラード型EL34(6CA7)UL接続ppとしては癖の無い低域から高域まで中庸な音造りで、Jazzインストからヴォーカルまでイイ線で鳴ってくれるアンプとしては合格レベルで、とにかくも実売価格を考えればコストパフォーマンスは非常高いです。
多分、このまま友人に渡しても恐らく不満は出ないと思いますが、ボク的には少々優等生な感じがして、あと少し力強さと中域のコクと艶が欲しいなってとこでしょうか。
音量をハイレベルにしますと、結構、低域から中域の力強さもあり、オッと思うことはありますが、いわゆる生活レベルでの小音量での音の密度感が少し薄いかな?今のところそんな感じがしてます。もう少しエージングが進めば変化してくるかも知れません。
まっ、ここらへんのニュアンスは好みがあり、さじ加減が難しいかな?と判断してます。
そうしたさじ加減を楽しむ手段として手っ取り早いのは球を日米欧のに交換してみるのが一番ですが、友人の場合は出力は然程必要としていませんので、3結pp回路への変更とか、B電源電圧及びバイアス調整でEL34の動作変更とかボク的に好きな6L6/5881への交換などもありかな?などと考えたりしてます。
ちなみに残留ノイズもボクの高能率なメインスピーカSANSUI SP-G200で耳をくっつけて聴いても殆ど聴こえないぐらいで優秀です。
まっ、どうした改造が好ましいか、もう少しあらゆるソースを聴いてから判断しようかと考えています。
しかし、このアンプaglaia AR-EL34Aは中国製という先入観を差し引いても、造りの良さと音質感、そして真空管という簡単に交換可能なデバイスで音の好みの変化を楽しめる可能性のある製品として考えれば、4万円台は安いでしょう! 国産のアンプだと組立キットしか買えない価格ですよね(爆)。中国製真空管アンプ、恐るべし!かな























オイラも1年くらい前に中国製管球式アンプ「MTA-6P14」を事務所のスタッフの誕生日プレゼントに買いました。モノはしっかりしているのですが、組立が雑なところがあり、改造というよりは改善レベルで手を加えると、いいアンプになると思います。4〜6万円で手に入る管球式アンプとしてはコストパフォーマンスはかなり高いと思います。点検をせずに使うのは要注意ですが(笑)。