真空管アンプ aglaia AR-EL34A

本年のAUDIO初話題です。
昨年10月末に友人から予算5万円での真空管アンプの製作依頼があるとの記事を書きましたが、その時点ではの6BQ5並列型SEPPアンプを考えており、電源トランスまでは購入済みでした。
そして他の出力トランスや真空管、パーツ類はこの正月までに購入し、今月には製作に入る予定でしたが、ボクの仕事の都合上、どうしても製作に回す時間が取れないこともあり、友人にその旨を伝え、急遽、市販アンプを購入することにしました。
その市販アンプですが、購入にあたっては試聴の結果により友人の求める音質感に達しない場合に、ボクなりに改造を行うことも前提として検討いたしました。

で、トータルに検討した結果、購入したのがタイトルのアンプです。いわゆる日本製では考えられないぐらいのハイコストパフォーマンスで真空管アンプ市場を賑わしている中国製真空管アンプの一つです。

ar-el34b1

ar-el34b2

中国製のこのaglaia AR-EL34Aの購入にあたっては、当然の如く幾つもの候補から選択したのですが、選択条件としては使用されている真空管、これはまずメンテ対策として普遍性のある球であること、ボク自身がその球の音質感を知っていること(球も当然の如く中国製なのですが、気に食わなければ日米欧の球も使用が可能になる)。
そして設計回路形式、これは中国製に関しては独自の設計回路は凡そ無いと判断しているが、回路形式が判ることによって、その回路の持つ特性や音質感がある程度予想ができるし、また改造が必要な場合にも大切である。
次に真空管パワーアンプではやはり音質の決め手となる出力トランス類がどの程度の物が使われているのか?ですが、こればかりはカタログ写真等では判断がつかないので、質量判断としてアンプの重量で見た。
次にパーツ類のグレード。これも外装パーツ類は写真で凡そは判るが、内部の回路用パーツは判らないので、要改造時には必要とあらば変更可能なので、特に問題としなかった。
最後にシャーシの意匠デザイン&造り。これは中国製に関しては様々だが、ボクの判断基準としてはアンプの入力から出力までの回路を考えた場合に無理の無いいわゆる自然な流れの部品配置になっているかを重要視した。そして当然ながら見栄えと仕上がり具合。

で、色々と検討した結果、このaglaia AR-EL34Aを購入した訳です。
ちなみにこのaglaia AR-EL34Aは調べた範囲では使用真空管、性能から意匠デザインまで中国製「雅琴社」のYAQIN MC-10Lと全く一緒。違いはシャーシ天板がステンレスと金メッキの違いと丸いトランカバーの色の違い、社名ロゴの違いだけですね。恐らく出所の製造工場は一緒だと考えられます。

スペックは以下のとおりです。
■使用真空管: EL34B×4・6N1×4
■最大出力:52W+52W
■SN比:85dB
■全高調波歪:0.1%以下(1kHz)
■周波数特性:20Hz-60kHz(±1.5dB)
■入力端子:4系統
■出力インピーダンス:4/8Ω
■消費電力:W≦250
■電源電圧:100V 50/60Hz±10%
■サイズ横465mm×奥行315mm×高175mm
■重量:約18.4kg
■ACコード標準装備
歪特性(販社実測値)
1W時歪0.13%  10W時歪 0.33%  57W時歪5%
周波数特性(販社実測値) 1W時の周波数特性
20Hz 0.0dB  20kHz 0.0dB  50kHz -0.5dB
定価:198,000円(税込)

ちなみに購入はヤフオクです。落札価格は送料、振込手数料込みで42,500円でした。
モノはこの正月の3日に届きました。そして現在、エージングを兼ねて試聴中です。

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— posted by ティダ at 02:18 am   commentComment [7]      

この記事に対するコメント・トラックバック [7件]

Up1. tommy Website — 2009/01/10@15:26:21

ティダさん、こんにちは。
オイラも1年くらい前に中国製管球式アンプ「MTA-6P14」を事務所のスタッフの誕生日プレゼントに買いました。モノはしっかりしているのですが、組立が雑なところがあり、改造というよりは改善レベルで手を加えると、いいアンプになると思います。4〜6万円で手に入る管球式アンプとしてはコストパフォーマンスはかなり高いと思います。点検をせずに使うのは要注意ですが(笑)。

Owner Comment ティダ  2009/01/10@21:56:29

tommyさん、こんばんは。
エージングもだいぶ進んできて、いい音が出てきました。
友人には今月内に引渡しする予定でいますので、明日当たり、ちょこっとバラして回路やパーツ、各部の電圧をチェックしようかと考えています。
音が優等生過ぎるので、ちょこっとJazz向きに改造しようかなと考えています。
ところで、このアンプの情報を調べているうちに、ひょんなところでtommyさんの例のLux管球アンプの改造委託先がわかっちゃいましたよ:P
あそこの中国製アンプ情報が結構、購入の参考になりました。

3. tommy Website — 2009/01/10@23:58:06

福島の高瀬さんはオイラのアンプのエンジニアで〜す。
中国製管球式アンプ「MTA-6P14」も改造して貰いました(笑)。
オイラが頼んだことから中国製に興味を持ったようです。

4. ren — 2009/01/26@00:18:44

はじめまして。ブログを見させてもらいこの同じアンプを購入しました。
真空管アンプは初めてで、どういった音を出すのか楽しみですが、少し不安もあります。
よろしければ、また相談にのってください。よろしくお願い致します。

Owner Comment ティダ  2009/01/26@07:51:53

renさん、はじめまして。
お立ち寄りいただきまして、ありがとうございました。
真空管アンプは初めてですか。
このアンプは真空管をユーザご自身でセッティング(ソケットに挿す)ようになっています。
また真空管は挿す向きが決まっていますので注意されてください(取説が入っています)
それと真空管アンプは電源をON後20~30分程経たないと安定しませんので、
音出しはあせらずにね:)
エージングをたっぷりすれば真空管らしい音で格段に良く鳴ってくれます。

本記事のアンプは今週末に友人に渡す予定で、明日明後日には改造するつもりです。
改造後のインプレッションは後日にでも記事にしますね;v)

Up6. ren — 2009/01/26@10:52:32

こんにちは。いろいろとありがとうございます。

真空管を自分で挿すとのことですが、バイアス調整もしないといけないのでしょうか?
また、素人ができるものなのでしょうか?

改造後のインプレッション楽しみに待っています。:)

Owner Comment ティダ  2009/01/26@17:07:18

renさん、こんにちは。
バイアス調整はメーカー出荷時に調整はされていますが、今後の為に調整用に安価なものでいいですからテスター(デジタル表示のほうが見やすいです)を購入されてたほうがいいかと思います。
ちなみにボクが購入したアンプはバイアス電圧は4本とも揃っていましたので、改めて調整する必要はありませんでした。
真空管のバイアス電圧のチェックは電源ON後30分~1時間後、つまり真空管が安定した時にチェックしてください。
それと、取扱説明書にはなぜかバイアス電圧調整についての説明は記載されていませんでしたね(ここらへんが国産アンプとの違いですかね^^)
あっ、そういえばバイアス調整用のリード棒(ドライバー)とアンプの電源ケーブルは梱包の下部(アンプの下)にありますよ。
また何かわからないことがありましたらお気軽にどうぞ。
メルアドを記入していただければ、もう少し詳細に説明できるかな:)

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