昨晩に続いて今夜もアート・ペッパー。ボクが2夜連続でブログを更新するということは、自分で言うのも何だが滅多にないな
昨晩の予告どおり、今晩はペッパーのブート盤です。ボクの手持ちのペッパー作品中で唯一のブート盤です。音源の出所がわからないブート盤は一般的な常識で考えれば非合法な類とも考えられる作品ですので、レヴュー記事を書くのは如何なものかな?と思いましたが、内容的にはサイドメンの組み合わせ等が公開盤では見られないセッションバンドであり、演奏もペッパーの他ライブ盤と比較しても、決して劣りはしない内容ですので、まあ、こんなライブ盤もあるよ的な感じで取り上げてみるのも面白いかなと考えた次第です。
ということで、今晩紹介するのはブート盤“FAT TUESDAY'S / ART PEPPER” です。

(truck list)
1. Rhythm-A-Ning
2. What is This Thing Called Love
3. Goodbye
4. Make a List,Make a Wish
5. Red Car
サイドメンはミルチョ・レヴィエフ(p)、ジョージ・ムラツ(b)、アル・フォスター(ds)。ボクがこのブート盤を手に入れたのは、このサイドメンの顔ぶれからなんだよね。ペッパーの公開盤では無かったサイドメンなんだな。もっともペッパーからすれば初共演のメンバーはいないよね。ミルチョ・レヴィエフは当時のバンドのレギュラーともいえるピアニストですし、ジョージ・ムラツは77年のヴィレッジ・ヴァンガードセッションでしてるし、アル・フォスターは79年の“New York Album”で共演してるしね。
ブート盤は公開盤のディスコグラフィの隙間を埋める作品として捉えれば、前後の公開盤の演奏内容から、ブート盤自体の演奏内容も推測できないわけではありませんが、それが一期一会的な一夜のライブセッションであれば突然変異的な演奏パフォーマンスが聴けるのではと期待に胸を膨らませる楽しみがあります。
そういうわけで、ペッパーのこのブート盤に興味を抱いたのはレヴィエフ、ムラツ、フォスターという実力者揃いの新たなセッション、しかもジャズクラブでのライブという条件から、ひょっとしたらペッパーの演奏に変化が起こる・・・起こったのではないかという期待からでした。
期待を膨らませCDをセットします。女性MCの後、フォスターのドラムで始まる一曲目“リズマニング”、如何にもセッションライクなナンバーからの出だし。ペーッパーは調子良く飛ばします。ペッパーと同様に押し出してくるレヴィエフの長めのソロに続いて、ムラツのメロディアスでスピード感のある力強いピチカットソロがすごく聴き応えがあります。そしてフォスターを絡めたフォーバースからエンディングテーマ。ウフォっ、いいんじゃない。





















アルとムラーツのコンビは最高ですよね。私が2人のコンビで最初に聞いたのは
ウラジミール・シャフラノフのホワイト・ナイツでした。アルのシンバル、最高です。ぜひ、このアルバムも聴きたいものです。ティダさん、これからも名盤、紹介してください。