ミリー・ヴァーノン --Introducing--

で、そういう経過があってのCDでの復刻盤として再会だったものですから、つい思わず購入しちゃったんですね。
CDになった作品の帯やライナー・ノーツを見たら、亡くなられた向田邦子さんの愛聴盤で・・云々・・一躍、国内では有名に作品になったものの廃盤で幻の名盤の一枚だった・・・なんて書かれてますが、ボクにとっては「へ~、そうなんだ、それは知らなんだ」ってなもんでしょうか。

話しが長くなっちゃいますので、ここらへんでいつもの如く、このアルバムの中からお気に入りの一曲をということで、締めくくりましょう。
ボクのお気に入りは4曲目のブルース“セントジェームス病院”です。
このアルバム、全体的にミリーの唄いっぷりはクールなのですが、大好きなクリス・コナーのクールさなんかとはまた異なって、なんて言うのかな・・・ウェットなクールとでも言うのでしょうか、哀愁感が漂っているのですが、その中で4曲目の“セントジェームス病院”だけは凄く切ないほどのエモーショナルな唄い方なんですよね。
ミリーの唄に寄り添うように絡むルビー・ブラフのミュートペットがこれまた泣かせますね。

昔、この唄の歌詞が気になって調べたことがあったのですが、いわゆる鎮魂歌なんですね。
確か、ダメ男が自分の元を去っていった女を捜し求めて、やっと再会できたのは小さな診療所みたいなセントジェームス病院で亡くなりベッドに横たわっていた彼女だった・・・という悲痛な内容だったと思いました。
Jazzインストではレッド・ガーランドの演奏が有名でしょうか。国内ではかの浅川マキの唄が一番かな。

偶然でもないでしょうが、お気に入りの“セントジェームス病院”も「再会」の内容でしたね。
さまざまな再会がありますが、この唄を聴くにつけ、記憶の彼方の事をついつい思い馳せてしまいます・・・若かりし頃の・・・そうですね、苦い思い出のせいでしょうか・・・。

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— posted by ティダ at 01:59 am       

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