いじらしいほどに切なさのバラード

アルバムレヴューの第一弾は、ボクの大好きな Jazz&Blues ではなく、福岡を拠点とするシンガーソングライター原口純子さんの 3rd アルバムとして、この3月に発売されたばかりの「 LOVE SONGS2 ~月のゆらぎ~」である。

彼女(純子さん)の唄を初めて聴いたのは、昨年6月、友人の経営する亀津の Live hall MACLink での徳之島初ライブであった。

lovesongs1

初ライブは彼女の前作 2nd アルバム「 LOVE SONGS - 旅の途中 -」の発売記念奄美ライブツアーとして催された。ちなみに彼女の 1st アルバムは「 OPENING TIME 」だ。

ライブ当日までに友人である MAC マスターからの情報と純子さんのオフィシャルサイト Link を見たりして、少々の知識は得てはいたが、正直言って長年 Jazz&Blues を好みとするボクにとっては、遥か昔の中学・高校時代に聴きまくったあらゆる音楽の中からは次第に好みの音楽としての選択から漏れて・・・、いや、削ぎ落としていった感のあるジャンルの音楽のような気がしていた。

opening-time

そんなボクが、彼女の唄を聴きに出かけたのは、一昨年、東京から島に帰郷して半年余り、様々なストレスのはけ口として、東京では自身が望めば、いつでもどこでも得られ聴いていたプロミュージシャンのライブが島では皆無に等しく、心の中では生の音楽に対する強い渇きを感じていたからだった。

その昨年のライブでは、少なからず心の戸惑いと衝撃を感じた。 やさしさく切なさを感じるメロディラインに加えて、彼女の描く唄はいきなり心にダイレクトに染み込んできて、いつしか自身のこれまでの人生での恋愛という部分にオーバーラップさせながら聴いている自分に戸惑いを感じるとともに、ある意味では自戒すら感じていたのだった。

前置きが長くなってしまった。
さて、新作「 LOVESONGS2 -月の揺らぎ-」である。
まずはジャケット写真をご覧いただきたい。俗っぽい言い方かもしれないが、イイ女だ!

lovesongs2
原口純子 LOVESONGSⅡ

ジャケットはある意味でそのアルバムの中味を現す重要なものだと思う。ボクなど昔からジャケ買い、つまりジャケットのデザイン等の良し悪しで、つい買ってしまうことが侭ある。
もちろんファンなら作品さえ良ければ、そんなことはお構いなしかも知れないが、ボクは少なくともジャケットやライナーノーツに力を入れている作品アルバムは、ミュージシャン、レコード会社共に最大に力を入れている作品として見ている。

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コツコツと柱時計の刻む音から静かにアカペラで入る「早く抱いて」からピアノとシンフォニーをバックにした「星の旅人」まで全10曲。
1曲目の「早く抱いて」(下田逸郎作)と8曲目の「かもめはかもめ」(中島みゆき)の2曲以外は彼女のオリジナル楽曲である。
1曲づつレビューを書こうと思ったが、ボクなんかはとても足元に及ばないずーっと的を得たYOTAさんという方のレビューが彼女のオフィシャルサイトに掲載されているので、ぜひそちらをご覧になっていただきたい。

昨日、この新作が届いてから何回聴いたのだろうか?
今もこのレビューを書きながらも聴いているのだ。
夜は興奮のあまり、鹿児島から帰ってきたばかりの MAC に行き、マスターに閉店間際にも関わらず頭の3曲ほどを聴かせもした。
MAC マスターも聴くなり「これはヤバイっしょ」だって!
前から感じてはいたが、どうやら男としては同じ感覚をもっているのが、よりはっきりしたのだった。

アルバムを通して全体的に言えるのは、確かに紛れもなくラブソングだが、前作でも感じ、今回のこの新作でも感じたある思いが沸々と湧きあがっている。
アルバムのレビューには向いていないだろうけど、少しだけ・・・・。

こんなにもいじらしくも切ない恋詞を描く彼女のこれまでの人生の中での恋が、心の中でどのくらいウェイトを占めているのだろうかと・・・・。
ボクなどには知る由もないが、ボクが思うにピュアな恋をいくつも重ねてきているのではないかと・・・・ね。 上辺だけの安っぽい恋ばかりしていると、このような恋詞は絶対に描けないものだと思う。

それに彼女の恋詞に描かれる男性像は、そんなに多くはいないと感じている。ひょっとしたら、彼女が描く男性像の根幹にはたった一人だけとも・・・・感じ取れる。
妙な感情・・・・多分にボクの妄想だろうけども、一ファンでありながらも、男として彼女にそこまでいじらしくも切ない感情で唄い描かせている男に対し、少し嫉妬心すら覚えるのである。

いじらしいほどに切なさのバラード・・・まさに純子ワールドはそこにある。

6月4日、亀津 live hall MAC でライブがある!
恋してる人も恋に悩む人も、男だから女だから、老いも若きも関係ないよ!
人生での恋愛感情は大きなウェイトを占めてると思う・・・、だから、彼女の LOVE SONG をぜひ聴いてもらいたい!

彼女、原口純子さんのアルバムはオフィシャルサイトで購入できます。

原口純子さんのオフィシャルサイトLink

 

— posted by ティダ at 06:34 am       

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